46AM32第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造生体電位・モニタ/電極・雑音・波形処理

パルスオキシメータで測定するのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、生体計測機器のパルスオキシメータが何を測定しているのかが問われています。測定している量と原理を正しく結びつけることがポイントです。

解説

パルスオキシメータは、指先や耳たぶに光を当てて、**動脈血酸素飽和度(SpO2)**を非侵襲的(採血せず)に測定する機器です。

測定の原理は次のとおりです。

  • 酸素と結びついた酸素化ヘモグロビンと、結びついていない還元ヘモグロビンでは、赤色光と赤外光の吸収のしかたが違います。
  • この2波長の光の吸収の違いから、ヘモグロビン全体のうち酸素と結びついている割合(飽和度)を求めます。
  • さらに、心拍に合わせて**拍動(脈波)**する成分だけを取り出すことで、動脈血の成分を反映した値を得ます。

求められるのはあくまで「酸素と結びついたヘモグロビンの割合(%)」であり、ヘモグロビンの「量」や酸素の「分圧」「濃度」ではありません。

ひっかけポイント
「酸素飽和度(割合・%)」と「酸素分圧(圧力・mmHg)」「酸素化ヘモグロビン量(量)」を混同しないようにします。パルスオキシメータが出すのは割合であるSpO2です。

選択肢の確認

1.ヘマトクリット値
誤り。
ヘマトクリット値は血液中に占める赤血球の容積比で、採血して測定します。パルスオキシメータでは測定しません。

2.吸入酸素濃度
誤り。
吸入酸素濃度(FiO2)は患者が吸い込む気体中の酸素の割合で、酸素濃度計などで測定します。パルスオキシメータでは測定しません。

3.静脈血酸素分圧
誤り。
パルスオキシメータは拍動成分から動脈血を反映します。静脈血の酸素分圧は測定しません。また分圧は血液ガス分析で求めます。

4.動脈血酸素飽和度
正しい。
赤色光と赤外光の吸収の違いと拍動成分を利用して、**動脈血酸素飽和度(SpO2)**を非侵襲的に測定します。

5.酸素化ヘモグロビン量
誤り。
測定するのは酸素と結びついたヘモグロビンの「割合(飽和度)」であって、その「量」ではありません。

覚えるポイント

  • パルスオキシメータ動脈血酸素飽和度(SpO2)非侵襲的に測定する。
  • 原理は赤色光・赤外光の2波長の吸収差と、拍動(脈波)成分の利用。
  • 飽和度は「割合(%)」であり、分圧(mmHg)や量とは別物。
  • 動脈血の分圧を知りたいときは血液ガス分析を行う。

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