46AM28|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅰ 基礎的知識MEの基礎的知識エネルギー治療・外科機器/アブレーション・結石破砕・刺激
生体に電流を流す治療機器はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、医用治療機器が患者に作用させる物理的なエネルギーの種類を区別できるかが問われています。「生体に電流を流す」のはどれかを見分けます。
解説
治療機器は、患者に与えるエネルギーの種類によって分類できます。代表的なものを整理します。
- 電流(高周波電流):高周波アブレーション装置、電気メス。
- 放射線(γ線・X線):ガンマナイフ、放射線治療装置。
- 超音波:HIFU(高密度焦点式超音波治療装置)。
- 衝撃波:体外衝撃波結石破砕装置。
- 光(レーザ光):レーザ治療器。
高周波アブレーション装置は、カテーテル先端の電極から高周波電流を組織に流し、ジュール熱で発熱させて目的の組織を焼灼(凝固・壊死)させます。不整脈の治療(カテーテルアブレーション)や腫瘍の焼灼などに用いられます。電流を流すのが作用の本体なので、これが正答です。
ME機器管理での注意点
電流を流す機器(高周波アブレーション・電気メス)では、対極板の貼付状態や接触不良による熱傷、漏れ電流など、電気的な安全管理が重要になります。
ひっかけポイント
「焼く・破砕する・凝固させる」治療でも、使うエネルギーは機器ごとに違います。電流・放射線・超音波・衝撃波・光のどれを使うかを区別します。
選択肢の確認
1.ガンマナイフ装置
誤り。
多数の**γ線(放射線)**を一点に集中させて病巣を治療する装置です。電流を生体に流す機器ではありません。
2.HIFU装置(高密度焦点式超音波治療装置)
誤り。
超音波を体内の一点に集束させ、その熱で組織を凝固させる装置です。電流を流す機器ではありません。
3.体外衝撃波結石破砕装置
誤り。
体外で発生させた衝撃波を結石に集束させて砕く装置です。電流を流す機器ではありません。
4.レーザ治療器
誤り。
レーザ光のエネルギーで組織を切開・蒸散・凝固する装置です。電流を流す機器ではありません。
5.高周波アブレーション装置
正しい。
電極から高周波電流を組織に流し、発生するジュール熱で組織を焼灼します。生体に電流を流す治療機器です。
覚えるポイント
- 生体に電流を流す治療機器は高周波アブレーション装置と電気メス。
- ガンマナイフ=γ線(放射線)、HIFU=超音波、体外衝撃波結石破砕=衝撃波、レーザ治療器=光。
- 治療機器はまず「何のエネルギーを使うか」で分類して覚える。
- 電流を使う機器では熱傷・対極板・漏れ電流など電気的な安全管理に注意。