45PM37|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
PCPS(V-A ECMO)装置の構成要素はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、**PCPS(V-A ECMO)**の構成要素を選びます。
PCPSは、経皮的に導入する補助循環装置です。
現在ではV-A ECMOとして扱われることが多く、心肺機能を一時的に補助します。
基本構成は、次のように整理します。
- 脱血カニューレ
- 遠心ポンプ
- 人工肺
- 送血カニューレ
- 回路、圧・流量・ガス関連のモニタ
この中で、選択肢にある構成要素は遠心ポンプです。
解説
PCPSは Percutaneous Cardiopulmonary Support の略です。
大腿静脈などから脱血し、人工肺で酸素化して、大腿動脈などへ送血します。
静脈から脱血し、動脈へ返血するため、V-A ECMOと呼ばれます。
PCPSでは、血液を体外回路に流すためのポンプが必要です。
代表的に使用されるのが遠心ポンプです。
遠心ポンプは、回転により血液に遠心力を与えて送血します。
ローラポンプと比べて、回路閉塞時の過大圧などのリスクを抑えやすい特徴があります。
一方、貯血槽は開心術で用いる人工心肺回路では重要ですが、PCPSでは基本的に閉鎖回路として構成されるため、通常の構成要素としては扱いません。
また、漏血検出器、ダイアライザ、電気伝導度センサは血液浄化装置側の用語です。
ME機器管理での注意点
PCPSでは、流量、回路内圧、人工肺の酸素化、ガス供給、抗凝固、気泡、カニューレ位置、下肢虚血などを確認します。
装置の構成要素と安全管理をセットで覚えます。
選択肢の確認
1.貯血槽
誤り。
貯血槽は、開心術で用いる人工心肺回路において静脈血を一時的に貯めるために使われます。PCPS(V-A ECMO)は基本的に閉鎖回路であり、貯血槽は代表的な構成要素ではありません。
2.遠心ポンプ
正しい。
PCPS(V-A ECMO)では、体外回路内に血液を循環させるために遠心ポンプが用いられます。脱血した血液を人工肺へ送り、酸素化した血液を動脈側へ返血します。
3.漏血検出器
誤り。
漏血検出器は、主に血液透析装置で透析液側に血液が漏れていないかを検出するためのセンサです。PCPSの代表的な構成要素ではありません。
4.ダイアライザ
誤り。
ダイアライザは血液透析で用いられる血液浄化器です。血液中の尿素などの溶質除去や除水に用いられます。PCPSで心肺補助を行う人工肺とは役割が異なります。
5.電気伝導度センサ
誤り。
電気伝導度センサは、主に透析液の濃度管理に用いられます。透析液の濃度異常を検出するためのセンサであり、PCPS(V-A ECMO)の中心的な構成要素ではありません。
覚えるポイント
- PCPSは、V-A ECMOとして心肺補助を行う装置である。
- V-A ECMOは、静脈から脱血し、人工肺で酸素化して、動脈へ返血する。
- 主要構成要素は、カニューレ、回路、遠心ポンプ、人工肺である。
- 貯血槽は、主に開心術の人工心肺回路で重要である。
- ダイアライザ、漏血検出器、電気伝導度センサは血液透析装置と関連が深い。