45PM23|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
超音波が最も減衰するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、生体組織における超音波の減衰が問われています。
超音波は、生体内を進むときに吸収、散乱、反射などによって弱くなります。これを減衰といいます。
一般に、骨は軟部組織よりも超音波を強く減衰させます。そのため、選択肢の中では骨で最も減衰します。
解説
超音波検査では、体内に超音波を送り、反射して戻ってくる信号を画像化します。しかし、超音波は組織を通過する間に減衰します。
骨では、超音波の吸収や反射が大きく、音響インピーダンスも周囲の軟部組織と大きく異なります。そのため、骨の後方には超音波が届きにくくなり、画像上では後方音響陰影が生じやすくなります。
一方、肝臓、腎臓、血液、筋肉はいずれも軟部組織または液体成分であり、骨ほど強い減衰は起こしません。
第2種MEではここを押さえる
超音波は空気や骨で伝わりにくく、減衰や反射が大きくなります。超音波検査でゼリーを使うのは、空気層をなくして超音波を体内へ伝えやすくするためです。
ひっかけポイント
血液や臓器でも超音波は減衰しますが、「最も減衰するもの」を選ぶ問題では骨を優先して考えます。
選択肢の確認
1.骨
正しい。
骨は超音波の吸収や反射が大きく、選択肢の中で最も強く減衰します。超音波画像では骨の後方が見えにくくなることがあります。
2.肝臓
誤り。
肝臓でも超音波は減衰しますが、骨ほど強くはありません。腹部超音波検査で観察対象となる代表的な軟部組織です。
3.腎臓
誤り。
腎臓も軟部組織であり、超音波検査で観察される臓器です。骨に比べると超音波の減衰は小さいです。
4.血液
誤り。
血液は超音波を比較的通しやすく、ドプラ法では血流計測にも利用されます。骨のように強く減衰するものではありません。
5.筋肉
誤り。
筋肉でも超音波の減衰はありますが、骨ほど大きくありません。筋や腱の観察に超音波が利用されることがあります。
覚えるポイント
- 超音波の減衰は、吸収、散乱、反射などで起こる。
- 骨は超音波を強く減衰させる。
- 空気も超音波を通しにくく、検査ではゼリーで空気層をなくす。
- 肝臓、腎臓、血液、筋肉は骨より超音波が通りやすい。
- 超音波画像で骨の後方が暗くなる現象は、強い減衰や反射に関係する。