45AM36第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造エネルギー治療・外科機器/アブレーション・結石破砕・刺激

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)で用いる衝撃波で正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、体外衝撃波結石破砕術 ESWL の基本原理が問われています。

ESWLでは、体外で発生させた衝撃波を体内の結石に 集束 させ、機械的作用によって結石を破砕します。

解説

ESWL は、Extracorporeal Shock Wave Lithotripsy の略で、体外衝撃波結石破砕術を意味します。

体外から衝撃波を発生させ、そのエネルギーを結石の位置に集中させます。衝撃波が結石に到達すると、急激な圧力変化やキャビテーションなどの機械的作用によって結石が割れます。

ESWLで重要なのは、周囲組織への影響をできるだけ抑えながら、結石にエネルギーを集中させることです。そのため、衝撃波は結石に向けて 焦点を合わせる、つまり集束させます。

衝撃波は流体や軟部組織中を伝わる圧力波として扱われ、横波ではありません。また、空気中では体内へ効率よく伝わりにくいため、水やカップリング媒体を介して伝達します。

結石破砕の主な機序は熱作用ではなく、圧力変化による機械的破砕です。

ひっかけポイント
ESWLは「熱で焼く治療」ではありません。
衝撃波を 結石に集束 させ、機械的作用で砕く治療です。

選択肢の確認

1.集束させる。
正しい。
ESWLでは、体外で発生させた衝撃波を結石に集束させます。エネルギーを結石に集中させることで、周囲組織への影響を抑えながら破砕効果を得ます。

2.横波である。
誤り。
ESWLで用いる衝撃波は、圧力変化として組織や水中を伝わる波です。横波ではなく、縦波に近い圧力波として考えます。

3.音速より遅い。
誤り。
衝撃波は急峻な圧力変化を伴う波で、音速より遅い波として扱うのは不適切です。衝撃波は通常の音波とは異なる急激な圧力波です。

4.空気中で発生させる。
誤り。
衝撃波は体内へ効率よく伝える必要があります。空気は音響インピーダンスの差が大きく、体内への伝達に適しません。水やカップリング媒体を介して伝達します。

5.熱作用で結石を破砕する。
誤り。
ESWLの主な破砕作用は、急激な圧力変化やキャビテーションなどによる機械的作用です。熱作用で結石を破砕する治療ではありません。

覚えるポイント

  • ESWLは 体外衝撃波結石破砕術
  • 衝撃波を結石に 集束 させる。
  • 破砕の主作用は 機械的作用
  • 熱作用で砕く治療ではない。
  • 空気ではなく、水やカップリング媒体を介して衝撃波を伝える。

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