45AM2|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅰ 基礎的知識MEの基礎となる医学的知識消化・腎・内分泌・代謝/代謝・栄養・体温
体温調節で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、体温調節中枢、熱産生、熱放散 の基本が問われています。
「誤っているのはどれか」なので、正答は記述内容として誤っている選択肢です。
解説
体温は、主に 視床下部 によって調節されます。
体温を上げる方向の反応には、震えによる筋収縮、代謝亢進、甲状腺ホルモンの作用などがあります。
体温を下げる方向の反応には、皮膚血管の拡張、発汗などがあります。皮膚血管が拡張すると皮膚表面への血流が増え、熱が体外へ逃げやすくなります。
おもな熱産生臓器として重要なのは、安静時では肝臓や骨格筋などです。心臓も代謝を行いますが、「おもな熱産生臓器は心臓」とするのは不適切です。
ひっかけポイント
体温調節では「中枢は視床下部」「熱産生は筋・肝臓」「熱放散は皮膚血管拡張と発汗」をセットで覚えます。
選択肢の確認
1.体温調節中枢は視床下部にある。
記述としては正しい。
体温調節の中枢は視床下部です。体温のセットポイントを調整し、熱産生や熱放散を制御します。
2.震えは熱を産生する。
記述としては正しい。
寒冷時の震えは骨格筋の不随意な収縮で、筋活動により熱を産生します。
3.皮膚血管が拡張すると熱の放散が増える。
記述としては正しい。
皮膚血管が拡張すると皮膚表面への血流が増え、体外へ熱が逃げやすくなります。
4.おもな熱産生臓器は心臓である。
正答。記述としては誤り。
おもな熱産生に関与するのは肝臓や骨格筋などです。心臓は重要な臓器ですが、体温調節における主な熱産生臓器としては不適切です。
5.甲状腺機能が亢進すると体温が上昇する。
記述としては正しい。
甲状腺ホルモンは基礎代謝を高めます。甲状腺機能が亢進すると熱産生が増え、暑がりや発汗、体温上昇傾向がみられます。
覚えるポイント
- 体温調節中枢は 視床下部。
- 震えは 骨格筋による熱産生。
- 皮膚血管拡張は 熱放散の増加。
- 甲状腺ホルモンは 基礎代謝を上げる。