45AM19|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
回転半径が 10 cm の遠心分離機が 3000 rpm(50 Hz)で回転している。 試料に加わる遠心力による加速度の大きさは地上の重力加速度の大きさ(1 G)のおよそ何倍か。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、円運動で生じる 向心加速度 を求め、重力加速度 1 G と比較します。
遠心分離機で試料にかかる加速度の大きさは、次の式で求めます。
a = r × ω^2
ここで、r は回転半径、ω は角速度です。
解説
回転半径は 10 cm です。
まず、m に直します。
10 cm = 0.10 m
回転数は 50 Hz です。これは1秒間に50回転するという意味です。
角速度 ω は、
ω = 2πf
で求めます。
f = 50 Hz なので、
ω = 2π × 50
ω ≒ 314 rad/s
向心加速度 a は、
a = r × ω^2
a = 0.10 × 314^2
314^2 はおよそ 98600 なので、
a ≒ 0.10 × 98600
a ≒ 9860 m/s^2
地上の重力加速度は、
1 G ≒ 9.8 m/s^2
です。
したがって、何Gかを求めると、
9860 / 9.8 ≒ 1000
よって、試料に加わる加速度は地上の重力加速度の およそ1000倍 です。
単位変換のポイント
半径は cm のままではなく、m に直します。
10 cm = 0.10 m です。
ひっかけポイント
3000 rpm は 1分間に3000回転です。
3000 / 60 = 50 Hz なので、問題文の 50 Hz を使えば計算が楽になります。
選択肢の確認
1.50
誤り。
50は回転周波数 50 Hz の値に引っ張られた選択肢です。求めるのは周波数ではなく、重力加速度に対する加速度の倍率です。
2.100
誤り。
100倍では小さすぎます。半径 0.10 m、周波数 50 Hz では、角速度が大きく、加速度は約1000 Gになります。
3.500
誤り。
500倍は計算値のおよそ半分です。a = r × ω^2 を用いると約9860 m/s^2となり、約1000 Gです。
4.1000
正しい。
ω = 2π × 50 ≒ 314 rad/s、a = 0.10 × 314^2 ≒ 9860 m/s^2です。これを 9.8 m/s^2 で割ると、およそ1000になります。
5.1500
誤り。
1500倍は大きすぎます。概算では約1000 Gとなるため、最も近いのは1000です。
覚えるポイント
- 円運動の加速度は a = r × ω^2。
- 角速度は ω = 2πf。
- 10 cm = 0.10 m。
- 3000 rpm = 50 Hz。
- この問題では、加速度はおよそ 1000 G。