46PM20|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
図のように、はかりの上に水を入れた箱を置き、天井から吊り下げた球を箱に触れないように水中に完全に沈めた。このとき、はかりが示す値として適切なのはどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、浮力と作用・反作用を使って、はかりに加わる力を考えます。
球は天井から吊り下げられており、箱には触れていません。そのため、球の重さ全体がはかりに乗るわけではありません。
ただし、球が水中に沈むことで、球には上向きの浮力が働きます。その反作用として、球は水を下向きに押します。したがって、はかりの値は 箱と水の重さに、浮力の大きさを加えた値 になります。
解説
図では、はかりの上に水を入れた箱があります。球は天井から糸で吊られ、箱に触れないように水中へ完全に沈められています。
図で見るポイント
球は箱の底や側壁に接していません。球を支えている主なものは天井からの糸です。一方で、球は水から上向きの浮力を受けるため、その反作用として水には下向きの力が加わります。
球に働く力を考えると、次の3つがあります。
- 下向き:球の重さ
- 上向き:糸の張力
- 上向き:水から受ける浮力
ここで、はかりが直接受けるのは、箱と水の重さに加えて、水が球から受ける下向きの力です。
球は水から上向きの浮力を受けます。作用・反作用により、球は水を同じ大きさの力で下向きに押します。
そのため、はかりの示す値は、
箱と水の重さ + 球に働く浮力の大きさ
となります。
球の重さそのものは、すべてはかりに加わるわけではありません。球の重さの一部は糸の張力として天井が支え、浮力に相当する分だけが水を通してはかりに伝わります。
ひっかけポイント
「球が水中にあるから球の重さもはかりに加わる」と考えると誤りです。球が箱に触れておらず、天井から吊られている点が重要です。はかりに増えるのは球の重さではなく、球が水を押す力、つまり浮力の大きさです。
選択肢の確認
1.箱と水の重さ
誤り。
球が水中に沈むと、球は水から上向きの浮力を受けます。その反作用として球は水を下向きに押すため、はかりの値は箱と水の重さだけではありません。
2.箱と水の重さ + 球に働く浮力の大きさ
正しい。
球には水から上向きの浮力が働きます。作用・反作用により、球は水を下向きに同じ大きさで押します。その力が箱を介してはかりに伝わるため、はかりの値は箱と水の重さに浮力の大きさを加えた値になります。
3.箱と水の重さ + 球に働く浮力の大きさ + 球の重さ
誤り。
球は天井から吊り下げられており、箱には触れていません。球の重さ全体は、はかりではなく糸と天井にも支えられます。はかりに加わる増加分は、球の重さではなく浮力の大きさです。
4.箱と水の重さ - 球に働く浮力の大きさ + 球の重さ
誤り。
浮力は球に対して上向きに働きますが、水はその反作用として下向きの力を受けます。したがって、はかりの値から浮力を引くのではなく、浮力の大きさだけ増えます。また、球の重さ全体を足すのも不適切です。
5.箱と水の重さ - 球に働く浮力の大きさ - 球の重さ
誤り。
球を水中に沈めることで、はかりの値は減るのではなく、浮力の反作用分だけ増加します。球の重さを引く理由もありません。
覚えるポイント
- 浮力は、液体が物体を上向きに押す力です。
- 物体が水から浮力を受けると、反作用として物体は水を下向きに押します。
- はかりの上の水に下向きの力が加わると、はかりの値は増えます。
- 球が箱に触れていなければ、球の重さ全体ははかりに加わりません。
- この問題では、はかりの値は 箱と水の重さ + 球に働く浮力の大きさ です。
