44PM54|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
JIS T 1022で、すべての医用室で設けなければならない設備はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、JIS T 1022 における医用室の電気設備の基本が問われています。
すべての医用室で設けなければならない基本設備は、保護接地です。
保護接地は、ME機器の外装などに漏電が生じたとき、故障電流を安全に大地へ逃がし、患者や医療従事者の電撃を防ぐために重要です。
解説
医用室では、多くのME機器が患者の近くで使用されます。機器に絶縁不良や故障が起きると、外装や金属部分に電圧が生じ、患者や医療従事者が触れたときに電流が流れる危険があります。
この危険を減らすため、医用室では保護接地が必要です。
保護接地は、クラスI機器などの外装金属部を接地し、故障時に外装電位が上がりにくいようにする安全対策です。
一方、等電位接地、非常電源、電流監視装置、非接地配線方式は、医用室の種類や使用目的、医療行為のリスクに応じて設けられる設備です。すべての医用室に必ず設ける設備としては、保護接地を選びます。
ひっかけポイント
等電位接地や非接地配線方式は手術室などで重要ですが、すべての医用室に一律で必要というわけではありません。全医用室での基本は保護接地です。
選択肢の確認
1.保護接地
正しい。
保護接地は、故障時に外装などの電位上昇を抑え、電撃を防ぐための基本設備です。JIS T 1022で、すべての医用室に設けるべき設備として適切です。
2.等電位接地
誤り。
等電位接地は、患者周囲の金属部などの電位差を小さくする重要な設備ですが、すべての医用室に必ず設ける設備としては保護接地が基本です。
3.一般非常電源
誤り。
非常電源は停電時の電源確保に重要ですが、医用室の種類や必要性に応じて設けられます。すべての医用室で必ず設ける設備としては該当しません。
4.電流監視装置
誤り。
電流監視装置は非接地配線方式などで負荷状態を監視するために用いられます。すべての医用室に必須の設備ではありません。
5.非接地配線方式
誤り。
非接地配線方式は、一線地絡時にも電源供給を維持したい医用室で重要ですが、すべての医用室に設けるものではありません。
覚えるポイント
- 保護接地は、すべての医用室で基本となる安全設備です。
- 等電位接地は、患者周囲の電位差を小さくするために使います。
- 非接地配線方式は、電源供給継続性が重要な場所で用いられます。
- 非常電源は停電時の電源確保に関係します。
- JIS T 1022では、医用室の用途に応じた電気設備を整理して覚えます。