115AM056第115回 看護師国家試験 過去問

高齢の親の介護が必要となった家族の発達課題で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3.家族関係の再構築

この問題のポイント

高齢の親の介護が必要となった段階では、家族の役割や関係が根本的に変化する。従来の「親が子を支える」構造が「子が親を支える」という逆転に移り、新たな協力体制の形成が求められる。この過程で、単なる役割の継続ではなく、関係性を再編することで、家族全体が支え合う形へと進化する必要がある。

解説

デュバルの家族発達段階理論では、高齢化に伴う介護負担は「中年期~老年期」の課題とされる。この時期、親の介護を担う家族は、介護のあり方、役割分担、意思決定の仕方などを再検討し、家族内でのコミュニケーションや協力体制を新たに構築する必要がある。そのため、発達課題は「家族関係の再構築」である。これにより、介護負担を共有し、心理的・情緒的な支え合いが可能になる。単に役割を維持するのではなく、変化に応じた柔軟な関係形成が求められる。

選択肢の確認

1.社会性の縮小:介護により外出機会が減ることはあり得るが、発達課題としての位置づけではない。むしろ、社会的孤立を防ぐことが重要。
2.家族役割の維持:介護の必要により役割が変化するため、維持ではなく再編が求められる。
3.家族関係の再構築:高齢親介護に伴う関係の転換と協力体制の創出が中心課題。正解。
4.子離れ・親離れの確立:これは子どもが独立する時期の課題で、高齢介護段階とは関係ない。

覚えるポイント

「親を支える」ことから「親を支える側」という役割の逆転が起きる中で、家族全体が新しい関係性を築くことが、この時期の核心的な発達課題である。看護師は、その再構築を支えるための支援を意識することが重要。

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