115AM009第115回 看護師国家試験 過去問

乳児期と比べて学童期にみられる身体生理機能の変化はどれか。

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正解: 1

正答

1.血圧の上昇

この問題のポイント

乳児期から学童期にかけての身体的変化では、成長に伴う心血管系の発達が顕著です。特に血圧は、乳児期の収縮期80〜90mmHg前後から学童期にかけて100〜110mmHg程度に上昇します。これは心拍出量の増加や末梢血管抵抗の増加によって引き起こされ、小児の成長段階における基本的な生理的傾向です。

解説

学童期に見られる主要な生理的変化の一つが、血圧の上昇です。成長とともに心臓のポンプ機能が強化され、血管の構造も成熟して末梢抵抗が増すため、血圧は年齢とともに上昇します。この変化は、小児のバイタルサインの理解において重要な指標です。一方、胃容量や膀胱容量は成長とともに増加し、排尿回数は減少します。呼吸や心拍数は年齢とともに減少するものの、血圧は逆に増加するため、成長に伴う「容量は増える」「回数は減る」というパターンを意識することが重要です。

選択肢の確認

1.血圧の上昇:正しい。成長に伴い心血管系が発達し、血圧が上昇する。
2.胃容量の減少:間違っている。胃容量は成長とともに増加する。
3.膀胱容量の減少:間違っている。膀胱容量は学童期に200〜300mL程度まで拡大する。
4.腹式呼吸への移行:間違っている。乳幼児はすでに腹式呼吸を主に使い、学童期には胸腹式呼吸へ移行する。

覚えるポイント

「回数は減る、容量は増える」というルールで小児の生理変化を整理すると、血圧、胃容量、膀胱容量などは成長とともに増加し、心拍数や呼吸数は段階的に減少します。この方向性をマスターすることで、小児の身体的変化に関する問題を的確に解答できます。

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