39PM128|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第39回午後・問111〜136
腎疾患の病態および栄養管理に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
腎疾患の病態および栄養管理に関する正しい記述はどれかを問う問題です。
解説
腹膜透析では、透析液のブドウ糖が腹膜から吸収され、その分エネルギーとして体に入ります。
そのため食事のエネルギー量は、目標エネルギー量から腹膜吸収ブドウ糖分を差し引いて設定します。
選択肢の確認
1.一次性ネフローゼ症候群では、LDL コレステロール値が低下する。
最も適当とはいえない。ネフローゼ症候群では脂質異常を伴い、LDLコレステロールはむしろ上昇します。
2.急性腎障害(AKI)では、血清クレアチニン値が低下する。
最も適当とはいえない。腎機能が低下するため血清クレアチニンは上昇します。
3.微小変化型ネフローゼ症候群では、たんぱく質摂取量を0.8 g/kg 標準体重/日とする。
最も適当とはいえない。ステロイド反応性が良い微小変化型では厳格なたんぱく質制限を行わず、1.0〜1.1 g/kg標準体重/日程度を確保します。0.8 g/kg標準体重/日は、微小変化型以外のネフローゼ症候群で用いられる目安です。
4.急性糸球体腎炎の乏尿期では、食塩を5g/日とする。
最も適当とはいえない。乏尿期は浮腫や高血圧に対し食塩を強く制限し、より厳しく(3g/日程度)します。
5.腹膜透析では、食事のエネルギー量は、目標エネルギー量から、腹膜吸収ブドウ糖のエネルギー分を差し引いて求める。
最も適当である。透析液から吸収されるブドウ糖分を差し引いて食事エネルギーを設定します。
覚えるポイント
- 腹膜透析は透析液ブドウ糖の吸収分を差し引く。
- ネフローゼ症候群はLDLコレステロール上昇。
- 急性腎障害は血清クレアチニン上昇。