38PM184|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
次の文を読み「182」、「183」、「184」に答えよ。 K クリニックに勤務する管理栄養士である。外来栄養食事指導を行っている。 患者は、81 歳、男性。独居。10 年前に2 型糖尿病を発症している。前院で経口血糖降下薬を処方されていたが、服用を忘れることが多く、食事は自由に摂取していた。血糖コントロールは不良で、最近は低血糖症状もみられることから、当クリニックへ紹介された。インスリン療法を開始することになり、毎食前のインスリン注射の指導を医師から受けた。明らかな糖尿病合併症はない。 身長165 cm、体重53.1 kg、BMI 19.5 kg/m²。 血液検査値は、血糖(食後2 時間)132 mg/dL、HbA1c 8.3%。 さらに1 か月後に栄養食事指導を行った。体重53.6 kg、HbA1c 7.7%であり、最近は低血糖にならなくなった。患者から「低血糖にならなくなったので、久しぶりに旅行に行こうと思います。旅行中に注意することはありますか。」と聞かれた。 その時のアドバイスとして、最も適切なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
血糖が安定し旅行を計画する糖尿病患者(毎食前インスリン)への、旅行中の注意アドバイスを選ぶ問題です。
解説
毎食前にインスリンを打つ患者では、食事量(特に主食=炭水化物)が普段と大きく変わると血糖が乱れます。旅行中も主食(パンやご飯)の量を普段と同じに保つことが、血糖の安定と低血糖・高血糖の予防につながります。
選択肢の確認
1.アルコールは控えた方が良いですね。
適切でない。配慮事項ではありますが、インスリンと食事量の関係が最優先の助言です。
2.パンとご飯は普段の量と同じにしましょう。
最も適切。主食(炭水化物)量を一定に保つことが、インスリンに見合った血糖管理の要です。
3.炭酸飲料やお菓子は控えた方が良いですね。
適切でない。血糖管理上は望ましくても、旅行時の最優先アドバイスではありません。
4.旅行先でも散歩は続けましょう。
適切でない。運動継続は良いことですが、食事量の維持が旅行中の最優先です。
覚えるポイント
- 毎食前インスリンでは主食(炭水化物)量を一定に保つ。
- 食事量が変わると血糖が乱れやすい。
- 旅行中も普段の食事リズム・量を維持する。