78AM21第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

放射線治療技術学がん治療総論がん治療の指針の基本

外部放射線治療で正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1.局所的な治療ができる。

問題のポイント

外部放射線治療は、体外から腫瘍や病変部に放射線を照射する治療法です。

放射線を照射する範囲を治療計画で設定できるため、全身に作用する薬物療法とは異なり、基本的には局所治療として行われます。

なぜ1が正しいか

外部放射線治療では、腫瘍の位置、広がり、周囲の正常臓器を考慮して照射野を設定します。

そのため、

  • 原発巣に照射する
  • リンパ節領域に照射する
  • 骨転移など疼痛部位に照射する
  • 脳転移など限局した病変に照射する

といった局所的な治療が可能です。

したがって、1.局所的な治療ができる、が正しいです。

他の選択肢との区別

1.局所的な治療ができる。
正しいです。
外部放射線治療は、照射範囲を定めて病変部に放射線を集中させる局所治療です。

2.高齢者には適応がない。
誤りです。
高齢であることだけで放射線治療の適応外にはなりません。
全身状態、病期、治療目的、併存疾患、本人の希望などを総合して判断します。手術が難しい高齢者で放射線治療が選択されることもあります。

3.良性腫瘍は適応とならない。
誤りです。
放射線治療は悪性腫瘍だけに用いられるわけではありません。
髄膜腫、聴神経腫瘍、下垂体腺腫、動静脈奇形など、一部の良性疾患でも定位放射線治療などが適応となることがあります。

4.臓器の機能や形態を温存できない。
誤りです。
放射線治療は、手術と比べて臓器の形態や機能を温存しやすい場合があります。
例えば、喉頭癌では発声機能の温存、前立腺癌では臓器温存を目的として放射線治療が選択されることがあります。

5.手術療法と比較して腫瘍制御の確実性が高い。
誤りです。
腫瘍制御の確実性は、疾患、病期、腫瘍の大きさ、部位、組織型、治療法の組合せによって異なります。
外部放射線治療が常に手術療法より確実とはいえません。

覚えるポイント

外部放射線治療の特徴は、

  • 局所治療である
  • 高齢者でも適応となることがある
  • 良性疾患にも用いられることがある
  • 臓器機能や形態の温存に役立つことがある
  • 手術、薬物療法と組み合わせて行われることが多い

と整理します。

本問では、外部放射線治療の基本的特徴である「局所的な治療ができる」が正答です。

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