78AM17|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射性医薬品投与時に 30 秒以上かけてゆっくり静注する必要があるのはどれか。
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正解: 4
正答
4.131I−アドステロール
問題のポイント
放射性医薬品には、それぞれ投与方法や注意点があります。
この問題では、「30秒以上かけてゆっくり静注する」という投与上の注意がある放射性医薬品を問うています。
なぜ131I−アドステロールが正しいか
131I−アドステロールは、副腎皮質シンチグラフィに用いられる放射性医薬品です。
副腎皮質ホルモンの前駆物質であるコレステロールに類似した性質を持ち、副腎皮質に集積します。
この薬剤は投与時に急速静注せず、30秒以上かけてゆっくり静注する必要があります。
急速に投与すると、副作用や血管への刺激などが問題になることがあるためです。
したがって、正答は4.131I−アドステロールです。
他の選択肢との区別
1.99mTc−ECD
誤りです。
99mTc−ECDは脳血流シンチグラフィに用いられる薬剤です。
脳血流に応じて脳実質へ取り込まれますが、本問の「30秒以上かけてゆっくり静注する必要がある」薬剤としては該当しません。
2.99mTc−MIBI
誤りです。
99mTc−MIBIは心筋血流シンチグラフィや副甲状腺シンチグラフィなどに用いられます。
131I−アドステロールのように、本問で問われる30秒以上のゆっくり静注の代表ではありません。
3.123I−MIBG
誤りです。
123I−MIBGは交感神経終末や副腎髄質、褐色細胞腫の評価などに用いられます。
投与時の注意はありますが、本問で問われる「30秒以上かけてゆっくり静注する必要がある」薬剤としては、131I−アドステロールを選びます。
4.131I−アドステロール
正しいです。
副腎皮質シンチグラフィに用いられ、30秒以上かけてゆっくり静注します。
5.201TlCl
誤りです。
201TlClは心筋血流シンチグラフィや腫瘍シンチグラフィなどに用いられます。
本問の投与方法の特徴には該当しません。
覚えるポイント
131I−アドステロールは、
- 副腎皮質シンチグラフィに用いる
- コレステロール類似物質として副腎皮質に集積する
- 投与時は30秒以上かけてゆっくり静注する
- 131Iを含むため、甲状腺ブロックなどの管理も重要
と整理します。
本問では、投与時に30秒以上かけてゆっくり静注する必要がある薬剤として、131I−アドステロールが正答です。