78AM14|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
LSO シンチレータの特徴で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1.BGOに比べ相対発光量が大きい。
問題のポイント
LSOは、PET装置などで用いられるシンチレータの一つです。
正式には lutetium oxyorthosilicate と呼ばれ、発光量が比較的大きく、発光減衰時間が短いことが特徴です。
PET用シンチレータでは、
- γ線を効率よく止める密度
- 十分な発光量
- 短い発光減衰時間
- 良好な時間分解能
が重要になります。
LSOの特徴
LSOは、BGOと比べると、
- 相対発光量が大きい
- 発光減衰時間が短い
- 時間分解能に優れる
- PETで高速計数に有利
という特徴があります。
一方で、NaI(Tl)と比べると、
- 密度は高い
- 発光量はNaI(Tl)より小さい
- エネルギー分解能はNaI(Tl)より劣ることが多い
と整理できます。
なぜ1が正しいか
BGOは密度が高く、γ線の吸収には優れますが、発光量は比較的小さいシンチレータです。
LSOはBGOよりも発光量が大きいため、信号を得やすく、PET装置で広く用いられます。
したがって、1.BGOに比べ相対発光量が大きい、が正しいです。
他の選択肢との区別
1.BGOに比べ相対発光量が大きい。
正しいです。
LSOはBGOより発光量が大きいシンチレータです。
2.BGOに比べ発光減衰時間が長い。
誤りです。
LSOはBGOより発光減衰時間が短いです。
このため、高計数率測定やTOF-PETに有利です。
3.NaI(Tl)に比べ密度が低い。
誤りです。
LSOはNaI(Tl)より密度が高いです。
密度が高いほど、511 keVの消滅放射線を効率よく検出しやすくなります。
4.NaI(Tl)に比べ相対発光量が大きい。
誤りです。
NaI(Tl)は発光量が非常に大きい代表的なシンチレータです。
LSOの発光量はBGOより大きいですが、NaI(Tl)より大きいわけではありません。
5.NaI(Tl)に比べエネルギー分解能が高い。
誤りです。
一般に、NaI(Tl)はエネルギー分解能に優れます。
LSOはPET用として時間特性や検出効率に優れますが、エネルギー分解能がNaI(Tl)より高いとはいえません。
覚えるポイント
代表的シンチレータの特徴は比較で覚えると整理しやすいです。
- BGO:密度は高いが、発光量が小さく、減衰時間が長い
- LSO:BGOより発光量が大きく、減衰時間が短い。PETに向く
- NaI(Tl):発光量が大きく、エネルギー分解能が良いが、密度はLSOより低い
本問では、LSOの特徴として正しいのは、1.BGOに比べ相対発光量が大きい、です。