77PM13|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
PET 装置の性能評価法(NEMA NU 2‑2018)の項目でないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
PET 装置の性能評価では、NEMA NU 2 の評価項目を押さえることが重要です。
NEMA NU 2-2018 では、PET 装置の基本性能として、感度、空間分解能、散乱フラクション、計数率特性、画像品質、補正精度、PET/CT の位置合わせ精度などが扱われます。
この中で、均一性は NEMA NU 2-2018 の代表的な評価項目ではありません。
解説
NEMA は、医用画像装置の性能評価方法を標準化するための規格を示しています。
PET 装置の評価では、単に画像が均一かどうかだけでなく、陽電子放出核種を用いた検出性能、同時計数性能、散乱の影響、空間分解能、減弱・散乱補正後の画像品質などを評価します。
NEMA NU 2-2018 の主な評価項目としては、次のようなものがあります。
- 空間分解能
- 感度
- 散乱フラクション
- 計数損失、ランダム同時計数
- 減弱補正と散乱補正の精度
- 画像品質
- PET/CT の重ね合わせ精度
一方、均一性はガンマカメラや SPECT 装置の品質管理でよく扱われる項目です。PET 装置でも日常点検や装置管理の中で均一性に関連する確認は行われますが、NEMA NU 2-2018 の性能評価項目として選ぶものではありません。
したがって、項目でないものは 2 の均一性です。
ひっかけポイント
「均一性」は画像装置の品質管理では重要な言葉ですが、NEMA NU 2-2018 の PET 性能評価項目として問われた場合は外します。
選択肢の確認
1.誤り。
感度は NEMA NU 2-2018 の評価項目です。PET 装置が一定の放射能からどの程度の同時計数を検出できるかを評価します。
2.正しい。
均一性は NEMA NU 2-2018 の性能評価項目ではありません。ガンマカメラや SPECT の品質管理項目としては重要ですが、本問では「項目でないもの」を選ぶため、これが正答です。
3.誤り。
空間分解能は NEMA NU 2-2018 の評価項目です。PET 画像で小さな構造をどの程度分離して描出できるかを評価します。
4.誤り。
散乱フラクションは NEMA NU 2-2018 の評価項目です。全同時計数に対して散乱同時計数がどの程度含まれるかを示し、PET の定量性や画質に関係します。
5.誤り。
PET/CT の重ね合わせ精度は NEMA NU 2-2018 で扱われる評価項目です。PET 画像と CT 画像の位置ずれは、減弱補正や病変位置の判断に影響するため重要です。
覚えるポイント
- PET 装置の性能評価は NEMA NU 2 で整理します。
- 代表項目は、感度、空間分解能、散乱フラクション、計数率特性、画像品質です。
- PET/CT では PET と CT の重ね合わせ精度も重要です。
- 均一性はガンマカメラや SPECT の品質管理でよく問われる項目です。
- 「NEMA NU 2 の項目でないもの」を問われたら、PET 特有の評価項目かどうかを確認します。