76PM76|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
図に示すブリッジの検流計G の振れが0 になったときの抵抗R[Ω]はどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、図のブリッジ回路で 検流計 G の振れが 0 になったときの抵抗 R を求めます。
検流計 G の振れが 0 ということは、検流計に電流が流れていない状態です。
つまり、左右の中点の電位が等しい ブリッジ平衡状態です。
画像では、右下の 6 Ω と R は同じ上下 2 点に接続されているため並列です。ここを見落とさないことがポイントです。
解説
図の回路を整理します。
左側の枝は、
- 上側:300 Ω
- 下側:10 Ω
です。
右側の枝は、
- 上側:60 Ω
- 下側:6 Ω と R の並列回路
です。
右下の並列合成抵抗を Rp とします。
検流計 G の振れが 0 のとき、ブリッジは平衡しています。
平衡条件は、
300 Ω:10 Ω = 60 Ω:Rp
です。
左側の比を整理すると、
300:10 = 30:1
したがって右側も、
60:Rp = 30:1
となります。
つまり、
60 ÷ Rp = 30
Rp = 60 ÷ 30
Rp = 2 Ω
です。
次に、右下の 6 Ω と R の並列合成抵抗が 2 Ω になるように R を求めます。
並列合成抵抗は、
Rp = 6R ÷(6 + R)
です。
ここに Rp = 2 Ω を代入します。
2 = 6R ÷(6 + R)
両辺に(6 + R)を掛けます。
2(6 + R)= 6R
12 + 2R = 6R
12 = 4R
R = 3 Ω
したがって、求める抵抗 R は 3.0 Ωです。
画像でまず見るポイント
右下の 6 Ω と R は、上端同士・下端同士がつながっています。
したがって、この 2 つは 並列接続です。
まず 6 Ω と R の合成抵抗 Rp を考えてから、ブリッジ平衡条件を使います。
ひっかけポイント
右側を 60 Ω、6 Ω、R の直列として扱うと誤ります。
検流計 G の振れが 0 のときは、電流が G に流れないため、左右の分圧比が等しくなります。
選択肢の確認
1.誤り。
R = 0.3 Ω とすると、6 Ω との並列合成抵抗は約 0.29 Ω です。必要な Rp = 2 Ω にならないため誤りです。
2.誤り。
R = 0.5 Ω とすると、6 Ω との並列合成抵抗は約 0.46 Ω です。ブリッジの平衡条件を満たしません。
3.誤り。
R = 2.0 Ω とすると、6 Ω との並列合成抵抗は 1.5 Ω です。必要な 2 Ω より小さいため誤りです。
4.正しい。
R = 3.0 Ω とすると、
6 Ω と 3 Ω の並列合成抵抗は、
6 × 3 ÷(6 + 3)= 18 ÷ 9 = 2 Ω
です。
これにより、
300:10 = 60:2
となり、ブリッジが平衡します。
5.誤り。
R = 8.3 Ω とすると、6 Ω との並列合成抵抗は約 3.5 Ω です。必要な 2 Ω より大きく、平衡条件を満たしません。
覚えるポイント
- 検流計 G の振れが 0 なら、ブリッジは 平衡状態です。
- ブリッジ平衡では、左右の抵抗比が等しくなります。
- この図では、右下の 6 Ω と R は並列接続です。
- 右下の並列合成抵抗を Rp とすると、平衡条件は 300:10 = 60:Rp です。
- Rp = 2 Ω となり、6 Ω と R の並列合成から R = 3.0 Ω と求まります。
