76PM58|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要呼吸器、胸郭、胸壁、胸膜、乳房胸郭、胸壁、乳房の構造と機能
呼吸運動に寄与する筋肉はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
この問題では、呼吸運動に直接関与する筋肉が問われています。
「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 1 と 4です。
呼吸運動で特に重要なのは、横隔膜と 肋間筋です。
解説
呼吸は、胸郭の容積変化によって行われます。
吸気では胸腔内の容積が増加し、肺が拡張します。
このとき最も重要な筋肉が 横隔膜です。
横隔膜が収縮すると下方へ移動し、胸腔が広がります。その結果、肺が膨らみ、空気が吸い込まれます。
また、外肋間筋は肋骨を引き上げ、胸郭を広げることで吸気に関与します。
呼気では、安静時には主に肺と胸郭の弾性収縮によって空気が排出されます。努力呼気では内肋間筋や腹筋群が関与します。
一方、三角筋は肩関節の外転などに関与する筋、梨状筋や内閉鎖筋は股関節外旋などに関与する筋であり、呼吸運動の主要筋ではありません。
国家試験ではここを押さえる
呼吸筋としてまず覚えるのは 横隔膜と 肋間筋です。
横隔膜は吸気の主役です。
選択肢の確認
1.正しい。
横隔膜は吸気の主役となる筋です。収縮して下方へ移動することで胸腔容積を増加させます。
2.誤り。
三角筋は肩関節の外転、屈曲、伸展などに関与する筋です。呼吸運動の主要筋ではありません。
3.誤り。
梨状筋は股関節外旋などに関与する筋です。呼吸運動に寄与する代表的な筋ではありません。
4.正しい。
肋間筋は肋骨の運動に関与し、胸郭の拡大や縮小に関係します。特に外肋間筋は吸気に重要です。
5.誤り。
内閉鎖筋は股関節外旋に関与する骨盤周囲の筋です。呼吸運動の主要筋ではありません。
覚えるポイント
- 呼吸運動の主役は 横隔膜です。
- 横隔膜の収縮で胸腔が広がり、吸気が起こります。
- 肋間筋は肋骨を動かし、胸郭運動に関与します。
- 外肋間筋は吸気、内肋間筋は努力呼気に関与します。
- 三角筋、梨状筋、内閉鎖筋は呼吸筋としては選びません。