76PM32|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
核医学診療技術学臨床核医学検査学内分泌
副腎腫瘍の診断に用いられる放射性医薬品はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
この問題では、副腎腫瘍の診断に用いる放射性医薬品を選びます。
「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 4 と 5です。
副腎は、皮質と髄質で性質が異なります。
- 123I-MIBG:副腎髄質系腫瘍の評価
- 131I-アドステロール:副腎皮質機能の評価
解説
副腎は外側の 副腎皮質と、内側の 副腎髄質に分けられます。
副腎皮質では、コルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンなどのステロイドホルモンが産生されます。
副腎髄質では、カテコールアミンが産生されます。
123I-MIBGは、ノルアドレナリン類似物質で、交感神経終末や副腎髄質系細胞に取り込まれます。そのため、褐色細胞腫、傍神経節腫、神経芽腫などの評価に用いられます。
131I-アドステロールは、コレステロール類似物質で、副腎皮質に集積します。副腎皮質腺腫や副腎皮質機能の評価に用いられます。
国家試験ではここを押さえる
副腎腫瘍では、髄質なら MIBG、皮質ならアドステロールです。
選択肢の確認
1.誤り。
99mTc-ECD は脳血流 SPECT に用いられる放射性医薬品です。副腎腫瘍の診断に用いる代表ではありません。
2.誤り。
99mTc-MAA は肺血流シンチグラフィに用いられる粒子製剤です。副腎腫瘍診断用ではありません。
3.誤り。
123I-BMIPP は心筋脂肪酸代謝を評価する放射性医薬品です。副腎腫瘍の診断に用いる薬剤ではありません。
4.正しい。
123I-MIBG は副腎髄質由来の褐色細胞腫や傍神経節腫などの評価に用いられます。
5.正しい。
131I-アドステロールは副腎皮質に集積し、副腎皮質腫瘍や副腎皮質機能の評価に用いられます。
覚えるポイント
- 副腎は 皮質と 髄質で分けて考えます。
- 123I-MIBGは副腎髄質系腫瘍に用います。
- 131I-アドステロールは副腎皮質機能評価に用います。
- 99mTc-ECD は脳血流、99mTc-MAA は肺血流です。
- 123I-BMIPP は心筋脂肪酸代謝の評価に用います。