76AM56第76回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要脳、神経中枢神経

中脳に位置するのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、脳の各構造がどこに位置するかを問われています。

中脳に位置する代表的な構造は 黒質です。

黒質は、運動調節に関わるドパミン神経細胞を含み、パーキンソン病とも深く関係します。

解説

中脳は、脳幹を構成する部位の一つです。

脳幹は大きく次の 3 つに分けられます。

  • 中脳
  • 延髄

このうち中脳には、黒質、赤核、上丘、下丘、大脳脚などが存在します。

黒質は中脳にある神経核で、メラニンを含むドパミン神経細胞が多いため黒く見えることからこの名前がついています。黒質緻密部のドパミン神経細胞が変性すると、パーキンソン病の運動症状に関係します。

一方、海馬、被殻、淡蒼球、乳頭体は中脳そのものに位置する構造ではありません。

ひっかけポイント
被殻や淡蒼球は運動調節に関係しますが、中脳ではなく 大脳基底核に含まれます。
「運動に関係するから中脳」と短絡しないようにします。

選択肢の確認

1.誤り。
海馬は大脳辺縁系に属し、側頭葉内側に位置します。記憶に関係する構造であり、中脳ではありません。

2.正しい。
黒質は中脳に位置します。ドパミン神経と運動調節に関係し、パーキンソン病でも重要です。

3.誤り。
被殻は大脳基底核の一部です。線条体を構成する構造の一つであり、中脳ではありません。

4.誤り。
淡蒼球は大脳基底核の一部です。被殻とともにレンズ核を構成しますが、中脳には位置しません。

5.誤り。
乳頭体は視床下部に属する構造です。記憶回路に関係しますが、中脳ではありません。

覚えるポイント

  • 黒質は中脳に位置します。
  • 中脳には、黒質、赤核、上丘、下丘、大脳脚があります。
  • 海馬は側頭葉内側、記憶に関係します。
  • 被殻と淡蒼球は大脳基底核に含まれます。
  • 乳頭体は視床下部に属します。

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