76AM48|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
フーリエ変換は、式 F(u)=∫∞-∞ f(x)e-i2πuxdx で表される。 この式の核関数である e-i2πux は Euler〈オイラー〉の公式を用いるとどのように書 けるか。 ただし、u:空間周波数、x:位置、f(x):空間関数、F(u):f(x)のフーリエ 変換、i:虚数単位とする。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、フーリエ変換に出てくる複素指数関数を、Euler〈オイラー〉の公式で三角関数表示に直すことが問われています。
使う公式は次の通りです。
e^{iθ} = cos θ + i sin θ
したがって、指数が負の場合は、
e^{-iθ} = cos θ − i sin θ
となります。
解説
問題の核関数は、
e-i2πux
です。
ここで、
θ = 2πux
とおくと、
e-i2πux = e^{-iθ}
です。
Euler の公式より、
e^{-iθ} = cos θ − i sin θ
なので、
e-i2πux = cos(2πux)− i sin(2πux)
となります。
選択肢の表記に合わせると、
cos(2πux)- isin(2πux)
です。
したがって、正答は 4 です。
ひっかけポイント
指数部が −i なので、sin の前は マイナスになります。
e^{+iθ} と e^{-iθ} の符号を取り違えないようにします。
選択肢の確認
1.誤り。
虚数単位 i が含まれていません。複素指数関数の展開では、sin 項に i が付きます。
2.誤り。
虚数単位 i が含まれていません。e-i2πux は実数関数だけでは表されません。
3.誤り。
cos(2πux)+ isin(2πux)は e^{+i2πux} の形です。問題の指数部は負なので符号が逆です。
4.正しい。
e-i2πux は Euler の公式より、cos(2πux)- isin(2πux)と表されます。
5.誤り。
cos(-2πux)- isin(-2πux)は、三角関数の性質を整理すると cos(2πux)+ isin(2πux)となり、e^{+i2πux} に対応します。問題の式とは一致しません。
覚えるポイント
- Euler の公式は e^{iθ} = cos θ + i sin θです。
- 指数部が負なら e^{-iθ} = cos θ − i sin θです。
- フーリエ変換の核関数では、符号の違いが重要です。
- cos は偶関数、sin は奇関数です。
- MRI や画像工学では、フーリエ変換と複素数表示が頻出です。