60PM092|第60回 理学療法士国家試験 過去問
脳血管障害のうち、日本で2021 年以降に発症数が最も多いのはどれか。
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正解: 1
正答
1.脳梗塞
この問題のポイント
日本における脳血管障害の発症頻度を理解するためには、発症数の多寡が重要。特に「発症数が最も多い」という問は、単に症状の種類を覚えるのではなく、現実の医療データに基づく統計的傾向を把握する必要がある。
解説
脳卒中の主要なタイプは、脳梗塞と脳出血の2つに分けられる。日本で2021年以降の発症数をもとにしたデータ(脳卒中データバンクなど)によれば、脳梗塞が約75%を占め、最も多く発症している。これは、脳梗塞が動脈の閉塞によって起こり、高齢者や生活習慣(喫煙、肥満、高血圧)に左右されるため、発症リスクが広範囲に及び、特に都市部や一般医療環境で頻発するためである。一方、脳出血は発症数としては全体の約2割程度で、くも膜下出血は約1割未満と、発症頻度は低い。脳静脈血栓症や慢性硬膜下血腫は、急性期の脳卒中分類に含まれず、発症数は極めて少ない。
理学療法士が臨床で対応する際には、脳梗塞患者の多くが運動機能の低下や歩行障害を伴うため、早期の評価と介入が重要である。発症数の多さから、その患者数の多さが理学療法の実務においても大きな影響を及ぼす。
選択肢の確認
1.脳梗塞:正しい。発症数が最も多く、全体の約75%を占める。
2.脳出血:過去に比べ発症数は少ない。全体の2割程度。
3.くも膜下出血:発症数は約1割未満。
4.脳静脈血栓症:稀な疾患で、主要な脳卒中分類に含まない。
5.慢性硬膜下血腫:急性期の脳血管障害とは別に扱われる。
覚えるポイント
「脳梗塞は75%、脳出血は2割、くも膜下は1割」という3段階の記憶で、発症数の順位を整理できる。