59PM084|第59回 理学療法士国家試験 過去問
抗てんかん薬の副作用で最も頻度の低いのはどれか。
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正解: 5
正答
5.末梢神経障害
この問題のポイント
抗てんかん薬の副作用は、中枢神経系や肝機能に多く見られるが、その頻度の違いを理解することで、臨床で最もまれな反応を特定できる。特に、長期投与で発生する副効果の出現頻度を比較することで、正確な判断が可能になる。
解説
抗てんかん薬の副作用は、主に中枢神経系への影響が強く、その中で「傾眠(眠気)」「めまい」「複視」は比較的頻度が高い。これらはカルバマゼピン、フェニトインなどの薬剤でよく報告され、患者に日常生活への支障をもたらすことが多い。また、肝機能障害はバルプロ酸ナトリウムなどでは注意が必要で、臨床的にも重要視される。一方、末梢神経障害は、長期投与による神経軸索や神経末梢への影響として報告されるが、その出現頻度は他の副作用に比べて極めて低い。臨床で観察される場合も、比較的まれで、一時的・軽度な症状にとどまることが多い。
選択肢の確認
1.傾 眠:多くの抗てんかん薬で高頻度に見られる。特に睡眠の増加が特徴。
2.複 視:カルバマゼピンやフェニトインなどでの代表的な中毒症状で、頻度は高く、特に投与初期に現れる。
3.めまい:小脳や前庭系への影響により、頻度が高く、ふらつきと併発しやすい。
4.肝機能障害:バルプロ酸などでは注意が必要で、臨床的にも重要。頻度は高く、定期的な検査で監視される。
5.末梢神経障害:長期投与で発生するが、報告例は少なく、他の副作用に比べて最も頻度が低い。
覚えるポイント
「中枢系症状」は頻度が高いが、「末梢神経障害」はその中でも最もまれ。臨床で頻度を比較する際は、患者の生活行動や症状の持続性、治療期間を考慮し、頻度の低いものを正答とする。