111Q066第111回 薬剤師国家試験 過去問

フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の治療に用いられるのはどれ か。1つ選べ。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

フィラデルフィア染色体はt(9;22)によるBCR::ABL1融合遺伝子を生じ、恒常的なチロシンキナーゼ活性が白血病細胞を増殖させます。

解説

ダサチニブはBCR-ABLチロシンキナーゼとSRCファミリーキナーゼを阻害する分子標的薬です。フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病では、BCR-ABLが増殖・生存シグナルを持続的に送るため、このキナーゼを阻害する薬を化学療法などと組み合わせます。選択肢の他薬もキナーゼ阻害薬ですが、主な標的がEGFR、ALK、JAKなどであり、染色体異常から生じる標的との対応が異なります。

選択肢の確認

1.ゲフィチニブ:EGFRチロシンキナーゼ阻害薬で、EGFR遺伝子変異陽性肺癌などに用います。
2.クリゾチニブ:ALK、ROS1、METなどを標的とする肺癌治療薬です。
3.ダサチニブ:正答。BCR-ABLを阻害し、フィラデルフィア染色体陽性白血病に用います。
4.セリチニブ:ALKチロシンキナーゼ阻害薬です。
5.ルキソリチニブ:JAK1/JAK2を阻害し、骨髄線維症などに用います。

覚えるポイント

Ph染色体=t(9;22)=BCR::ABL1。標的がBCR-ABLならダサチニブを選びます。

111Q065111Q067
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