109Q227|第109回 薬剤師国家試験 過去問
68 歳女性。身長150 cm、体重41 kg(BMI 18.2)。独居。喫煙歴無し。飲 酒はしない。最近、体重の減少と体力の低下が気になっていたところ、テレビでフ レイルの特集を見て、自分も該当するのではないかと心配になり、健康サポート薬 局の薬剤師に相談に来た。薬剤師はこの女性に生活習慣について尋ね、以下の情報 を得た。 ・近頃、固いものが食べにくくなったので豆腐のような軟らかいものを好んで食べ ている。 ・運動習慣は週に1 回程度、散歩を行ってきたが、最近疲れやすくなったので外に 出ない日が多くなった。 ・年をとるとともに友人が少なくなったので、他者と交流する機会は、ほとんどな い。 薬剤師がこの女性に行うフレイル予防に関する提案の内容として、適切なのはど れか。2つ選べ。
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正解: 2・5
正答
2・5
この問題のポイント
フレイル予防は、十分なタンパク質、口腔機能、運動、社会参加を組み合わせることが重要です。
解説
体重減少と低BMIがあり、軟らかい食品へ偏っているため、腎疾患等の制限がなければ肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などから十分なタンパク質とエネルギーを確保します。固い物が食べにくい背景にはオーラルフレイルがあり、歯科受診に加えて口腔体操、咀嚼・嚥下訓練が有用です。無理のない筋力運動・有酸素運動を徐々に増やし、日光も適度に取り入れます。閉じこもり・孤立は社会的フレイルを進めるため、地域活動や会食など本人に合う交流を勧めます。疲労を理由に活動をさらに減らすと廃用が進みます。
選択肢の確認
1.タンパク質の摂取量を減らす。:筋量維持のため、適切な量を確保します。
2.咀嚼機能と嚥下機能の低下を防ぐため、口腔体操などを行う。:正答。オーラルフレイル対策です。
3.日常生活において、できるだけ紫外線を浴びないようにする。:過度を避けつつ適度な日光曝露も必要です。
4.疲労を回避するために、運動は現状よりも控える。:安全に配慮しながら活動を増やします。
5.地域の活動に参加して、適度に人との交流を行う。:正答。社会的孤立を防ぎます。
覚えるポイント
「栄養・身体活動・口腔・社会参加」の四方向から支えます。