59PM051|第59回 作業療法士国家試験 過去問
関節の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.上橈尺関節 ─── 車軸関節
この問題のポイント
関節の分類を正確に理解することは、作業療法士としての基礎知識として極めて重要です。特に、関節の運動特性や構造的特徴を把握することで、患者の動作分析や日常生活動作(ADL)の支援に活かすことができます。本問では、関節の「名前」と「分類」の対応が問われており、誤解を招く表現(例:肩関節=臼状関節)に注意が必要です。
解説
上橈尺関節は、橈骨の頭部が尺骨の橈骨切痕(橈骨滑車)の中で回転する関節です。この構造は、前腕の回内・回外運動(腕の回転)を可能にし、車軸関節(pivot joint)に分類されます。車軸関節は、軸を中心に1軸回転する関節で、上橈尺関節がその典型的な例です。この関節は、前腕の運動制御において重要な役割を果たしており、作業療法においては、手の動きや器具操作の際の腕の動きを理解する上で不可欠です。
一方、他の選択肢は構造的・機能的に誤りです。肩関節は球関節であり、胸鎖関節は鞍関節、腕尺関節は蝶番関節、MCP関節は顆状関節に分類されます。これらの誤りは、関節の名前と分類を混同しやすいことから、試験で頻出するポイントです。
選択肢の確認
1.肩関節 臼状関節:誤り。肩関節は球関節。
2.胸鎖関節 蝶番関節:誤り。胸鎖関節は鞍関節。
3.上橈尺関節 車軸関節:正しい。橈骨頭が尺骨の切痕内で回転。
4.腕尺関節 球関節:誤り。腕尺関節は蝶番関節。
5.MCP 関節 鞍関節:誤り。MCP関節は顆状関節。
覚えるポイント
「上橈尺関節=車軸関節」という組み合わせを、前腕の回転運動と結びつけて覚えてください。日常的な動作(例:ドアの開閉、スイッチ操作)において、腕の回転が可能になるのはこの関節の働きです。名称と分類の対応を暗記するだけでなく、その運動機能を理解することで、臨床的判断に活かせます。