59PM040|第59回 作業療法士国家試験 過去問
亜急性期(離脱後初期)の薬物依存症の評価項目で最も優先すべきなのはどれか。
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正解: 2
正答
2.身体症状
この問題のポイント
薬物依存症の治療において、時間軸を意識した評価の優先順位が問われています。特に「亜急性期(離脱後初期)」は、身体的な離脱症状が急激に現れ、生命に直接関わるリスクがあるため、評価の第一歩として身体症状の把握が不可欠です。
解説
亜急性期(離脱後初期)は、アルコールや他の薬物離脱後に現れる身体的反応が最も深刻な時期です。この段階では、振戦、けいれん、自律神経症状(発汗、頻脈、血圧上昇)など、即座に生命を脅かす可能性がある症状が出現します。これらの症状は、患者の身体的安定に直結しており、作業能力や対人関係の評価を前に進めることはできません。したがって、評価の最初に「身体症状」を確認・管理することが、臨床安全を確保する上で最も重要です。
作業能力や生活リズム、対処能力、対人関係は、身体が安定した後に評価されるべき内容です。離脱直後は身体の機能が優先されるため、これらの項目は「後回し」になります。
選択肢の確認
1.作業能力:離脱直後には評価が適切でない。身体が安定しないと作業の実現が困難。
2.身体症状:正しい。生命に関わる身体的反応の把握が最優先。
3.生活リズム:安定期以降に焦点を当てるべき。離脱初期では重要でない。
4.対処能力:ストレス対処は回復段階で評価される。初期には無関係。
5.対人関係:社会的関係の評価は、身体的安定後から始めるべき。
覚えるポイント
「離脱=身体が先に反応する」→ 身体症状を最初にチェック。
「身体が動かないときは、作業や人間関係は始まらない」→ 身体安全が前提。