120A13|第120回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚耳鼻咽喉科深頸部感染・救急
アデノイド増殖症で正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: c・e
正解
c 自然退縮することが多い
e 睡眠時無呼吸症候群の原因となる
解説
アデノイドは咽頭扁桃のことで、小児期に生理的に発達します。
アデノイド増殖症は小児に多く、鼻咽腔を狭くすることで鼻閉、口呼吸、いびき、睡眠時無呼吸の原因になります。
また、耳管機能障害を介して滲出性中耳炎の原因にもなります。
一方で、アデノイドは成長とともに自然退縮することが多く、成人で目立つことは一般的ではありません。
各選択肢の検討
a 成人に多い
誤りです。アデノイド増殖症は小児に多い病態です。b 抗菌薬が有効である
誤りです。抗菌薬は感染を伴う場合には用いられることがありますが、アデノイド増殖そのものに対する基本治療ではありません。c 自然退縮することが多い
正しいです。アデノイドは学童期以降から徐々に退縮し、思春期以降には目立たなくなることが多いです。d 診断に組織生検が必要である
誤りです。診断は鼻咽腔内視鏡や側面X線などで行い、通常は組織生検を必要としません。e 睡眠時無呼吸症候群の原因となる
正しいです。アデノイド増殖は上気道狭窄をきたし、小児の睡眠時無呼吸症候群の原因となります。
覚えるポイント
- アデノイド増殖症は小児の病態です。
- 鼻閉、口呼吸、いびき、睡眠時無呼吸をきたします。
- 成長に伴って自然退縮することが多いです。
- 高度の閉塞症状があれば、アデノイド切除術が検討されます。