119F64|第119回 医師国家試験 過去問
内科系消化器内科消化管出血・内視鏡
緊急で上部消化管内視鏡検査を行うこととした。 内視鏡検査前に確認することで、優先度が高いのはどれか。
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正解: e
正解
e 局所麻酔薬に対するアレルギー歴
なぜこれを優先するのか
緊急上部消化管内視鏡では、咽頭麻酔としてリドカインなどの局所麻酔薬を用いることが多く、鎮静薬を併用する場合もあります。
そのため、検査前には薬剤アレルギー歴の確認が安全面で最優先です。
局所麻酔薬アレルギーがあると、重篤なアナフィラキシーを起こす可能性があります。
緊急検査であっても、ここは必ず確認します。
各選択肢の検討
a 妊娠出産歴
優先度は低いです。しかも本症例は64歳で、緊急上部内視鏡前の確認事項としては適切ではありません。b 本日の排便回数
下部消化管の評価や下痢症状の把握では意味がありますが、上部内視鏡の安全確認としての優先度は低いです。c 香辛料摂取の嗜好
緊急内視鏡前の確認事項としては不要です。d Helicobacter pyloriの除菌歴
潰瘍の背景評価としては重要ですが、今この場で安全に検査を行うための優先事項ではありません。e 局所麻酔薬に対するアレルギー歴
正しいです。検査時に直接使用する薬剤であり、最優先で確認します。
ひっかけポイント
H. pylori除菌歴は消化性潰瘍の背景として確かに大切ですが、この問題は病因評価ではなく検査前の安全確認を問うています。
ここを切り替えられるかがポイントです。
まとめ
緊急上部消化管内視鏡の前に優先して確認するのは、局所麻酔薬に対するアレルギー歴です。
病歴の重要性と、検査直前の安全確認の重要性を区別して考えることが大切です。