118C70|第118回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア老年医学認知症・せん妄・CGA
この患者に適切な薬剤はどれか。
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正解: a
正解
a ドネペジル
解説
前問の症例は、認知機能低下に幻視とパーキンソニズムを伴っており、レビー小体型認知症が最も考えやすい。
レビー小体型認知症では、コリンエステラーゼ阻害薬が第一選択となり、ドネペジルが用いられる。
ドネペジルが適切な理由
- 認知機能低下に対して有効である。
- 幻視などの精神症状の改善も期待できる。
- レビー小体型認知症で実臨床でもよく使われる。
各選択肢の検討
a ドネペジル
正しい。レビー小体型認知症に適した薬剤である。b メラトニン
不眠や概日リズム障害に用いる。主症状に対する第一選択ではない。c クロナゼパム
REM睡眠行動異常症に用いることがあるが、この症例では睡眠中の行動異常を認めない。d パロキセチン
うつ病や不安障害に用いる薬であり、主病態とは合わない。e ハロペリドール
レビー小体型認知症では抗精神病薬過敏性が問題となり、錐体外路症状を悪化させやすい。安易に選んではならない。
ひっかけポイント
- 幻視があるため抗精神病薬を選びたくなるが、レビー小体型認知症ではハロペリドールは危険である。
- 睡眠障害がないので、メラトニンやクロナゼパムも適応にならない。