115F70|第115回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア老年医学認知症・せん妄・CGA
この患者で認める可能性が高い症状はどれか。
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正解: a
正解
a 起立性低血圧
解説
前問の症例はレビー小体型認知症が考えやすく、この疾患では自律神経障害をしばしば伴います。
その代表が、起立性低血圧です。
なぜ起立性低血圧なのか
レビー小体型認知症では、中枢神経だけでなく自律神経系にも病変が及ぶため、
- 起立性低血圧
- 便秘
- 発汗異常
- 失神傾向
などがみられることがあります。
各選択肢の整理
a 起立性低血圧
正しいです。レビー小体型認知症でみられやすい自律神経障害です。b 聴覚過敏
誤りです。レビー小体型認知症の代表症状ではありません。c 筋萎縮
誤りです。筋萎縮が前景に立つ場合は、運動ニューロン疾患など別の病態を考えます。d 羞明
誤りです。特徴的な症状ではありません。e 尿閉
誤りです。排尿障害を伴うことはありますが、レビー小体型認知症でまず押さえるべき典型所見は起立性低血圧です。
覚えるポイント
レビー小体型認知症では、
- 幻視
- 認知機能の変動
- パーキンソニズム
- 自律神経障害
をまとめて覚えることが重要です。
国試では、症状の主軸だけでなく、合併しやすい自律神経症状まで拾えるかが問われます。