115F6|第115回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚精神科物質使用・精神科薬物療法
逆耐性現象を示す精神病症状をきたすのはどれか。
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正解: e
正解
e メタンフェタミン
解説
逆耐性現象とは、同じ量の薬物を反復使用しているうちに、むしろ作用が強く出るようになる現象です。これを感作ともいいます。
覚醒剤であるメタンフェタミンでは、この逆耐性現象によって、少量でも妄想、幻覚、被害関係念慮などの覚醒剤精神病を起こしやすくなります。国試では、逆耐性現象といえばまず覚醒剤を結びつけます。
各選択肢の整理
a LSD
幻覚や知覚変容、フラッシュバックが問題になりますが、逆耐性現象による精神病症状の代表として押さえるのは覚醒剤ではありません。b 大麻
精神病症状を起こすことはありますが、逆耐性現象の典型として問われる薬物ではありません。c アルコール
反復使用では通常、耐性や依存が問題になります。精神病症状が出る場合も、離脱やせん妄との関連で考えます。d ジアゼパム
ベンゾジアゼピン系では、耐性、依存、離脱症状が問題であり、逆耐性現象による精神病症状の代表ではありません。e メタンフェタミン
正しいです。反復使用により感作が起こり、少量でも精神病症状が出現しやすくなります。
覚えるポイント
- 逆耐性現象=感作
- 覚醒剤精神病の代表薬物=メタンフェタミン
「逆耐性」「感作」「覚醒剤精神病」が並んだら、まずメタンフェタミンを想起します。