115E48|第115回 医師国家試験 過去問
内科系感染症感染対策・予防策
便を用いた検査のうち、診断に最も有用なのはどれか。
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正解: d
正解
d 毒素検出
解説
この流れでは、問題となっているのは Clostridioides difficile 感染症 の診断です。
そのため、便を用いた検査で最も有用なのは 毒素検出 です。
なぜ毒素検出なのか
C. difficile では、病原性の本体は トキシンA、トキシンB です。
したがって、便中毒素を確認することが診断に直結します。
培養が第一選択にならない理由
便培養は時間がかかり、菌が検出されても 毒素産生株かどうか の評価が別に必要になります。
そのため、実際の診断では毒素検出の方が有用です。
各選択肢の検討
a 脂肪染色
脂肪便の評価に用いる検査で、この病態には合いません。b 潜血
消化管出血の検査であり、C. difficile 診断には直結しません。c 虫卵
寄生虫感染の評価です。d 毒素検出
正しいです。C. difficile 診断に最も有用です。e 培養
参考にはなりますが、迅速性と実用性の面で毒素検出に劣ります。
覚えるポイント
- C. difficile 感染症では 便中毒素検出 が重要。
- 培養だけでは、毒素産生能の評価が別途必要です。