115E13|第115回 医師国家試験 過去問
内科系内分泌・代謝糖尿病・低血糖
浸透圧利尿による多尿をきたすのはどれか。
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正解: a
正解
a 高血糖
解説
浸透圧利尿とは、尿細管内に再吸収されにくい溶質が多く存在することで、水の再吸収が妨げられ、多尿になる病態です。代表例は高血糖です。
高血糖では、糸球体で濾過されたブドウ糖が尿細管で再吸収しきれなくなると、尿中に糖が出現します。尿中のブドウ糖が浸透圧を高めるため、水も一緒に引き込まれて多尿になります。
各選択肢の検討
a 高血糖
正しいです。尿糖による浸透圧利尿が起こります。b 心因性多飲
誤りです。多飲によって水の摂取量が増えた結果の多尿であり、浸透圧利尿ではありません。c 腎性尿崩症
誤りです。抗利尿ホルモンに対する腎の反応低下によるもので、水利尿です。d 中枢性尿崩症
誤りです。抗利尿ホルモンの分泌低下によるもので、これも水利尿です。e 低カリウム血症
誤りです。尿濃縮障害を起こして多尿の原因になりえますが、典型的な浸透圧利尿ではありません。
覚えるポイント
- 高血糖 → 尿糖 → 浸透圧利尿
- 尿崩症 → 水利尿
- 多尿の問題では、まず浸透圧利尿か、水利尿かを分けて考えると解きやすくなります。