115D7|第115回 医師国家試験 過去問
内科系呼吸器肺炎・抗酸菌・呼吸器感染
急性膿胸の原因にならないのはどれか。
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正解: d
正解
d 肺線維症
解説
急性膿胸は、胸腔内に細菌感染や汚染が及んで膿性胸水を生じた状態である。原因としては、肺炎の波及、外傷後の感染、食道穿孔による胸腔汚染、縦隔感染の進展などが重要である。一方、肺線維症 は慢性の間質性肺疾患であり、それ自体が急性膿胸の直接原因にはならない。
各選択肢
a 肺炎
原因となる。肺炎から胸膜へ感染が波及し、膿胸を生じうる。b 胸部外傷
原因となる。血胸や胸腔汚染に感染が加わると膿胸の原因となる。c 食道穿孔
原因となる。食道内容物が胸腔内へ漏出し、重篤な感染を起こしうる。d 肺線維症
原因にならない。線維化そのものは感染性胸水や膿胸の直接原因ではない。e 降下性壊死性縦隔炎
原因となる。頸部から縦隔に進展した重症感染が胸腔へ波及することがある。
覚えるポイント
- 急性膿胸は 感染 か 胸腔汚染 を起点に考える。
- 慢性的な肺実質の線維化そのものは、膿胸の典型的原因ではない。