115C24|第115回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム公衆衛生生活習慣・健康づくり
非感染性疾患(脳心血管疾患・悪性新生物・慢性呼吸器疾患・糖尿病を含む)の 国際保健における現況について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: c
正解
c 急速な都市化や生活習慣のグローバル化が加速要因となっている。
解説
非感染性疾患、いわゆる NCD は、国際保健の大きな課題です。
食生活の変化、運動不足、喫煙、飲酒、肥満、高血圧などが関わり、急速な都市化 や 生活習慣のグローバル化 はその増加を後押しします。
したがって、正しいのは c です。
各選択肢の検討
a 死亡原因としては感染性疾患より少ない。
誤りです。現在の世界では、NCD は感染症より大きな死亡原因となっています。b 死亡の半分以上は高所得国で発生している。
誤りです。NCD の負担は高所得国だけでなく、むしろ低・中所得国でも大きいことが重要です。c 急速な都市化や生活習慣のグローバル化が加速要因となっている。
正しいです。食事の欧米化、身体活動量低下、喫煙や飲酒などが関わります。d 最大の寄与を有する単一リスクファクターは塩分過剰摂取である。
誤りです。塩分過剰摂取は重要ですが、単一の主要リスクとしてまず押さえるべきは 高血圧 です。e 低・中所得国においては、富裕層の方が貧困層より死亡率が高い。
誤りです。医療アクセスや生活環境の問題から、貧困層の方が不利になりやすいです。
国試での判断軸
NCD の問題では、次の流れを押さえると解きやすくなります。
- 感染症より少ない → 誤り
- 高所得国だけの問題 → 誤り
- 都市化、生活習慣変化が関与 → 正しい