115C2|第115回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム公衆衛生産業保健
許容濃度で正しいのはどれか。
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正解: a
正解
a 労働者に悪影響がみられないと判断する濃度
解説
作業環境における許容濃度は、労働者がその濃度で一定時間、反復して曝露されても、ほとんどの労働者に健康障害が生じないと考えられる濃度です。
したがって、選択肢では a が最も適切です。
ひっかけになりやすい用語
環境基準
行政が環境保全の目標として定める基準で、b の考え方に近いです。
ADI
食品添加物などで用いる 1日許容摂取量 で、c に相当します。
管理濃度
作業環境測定の結果から管理区分を決めるための基準で、d に相当します。
無毒性量
毒性が認められない量、いわゆる NOAEL に近い概念で、e の説明に相当します。
各選択肢の整理
a 労働者に悪影響がみられないと判断する濃度
正しいです。b 維持することが望ましいと国が定めた濃度
誤りです。これは環境基準の説明に近いです。c 食品添加物の1日当たりの最大摂取濃度
誤りです。ADI の考え方です。d 作業場の管理区分決定のための濃度
誤りです。管理濃度です。e 毒性が認められない最大生体内濃度
誤りです。許容濃度そのものの説明ではありません。
まとめ
許容濃度は、作業環境での曝露に対して、健康障害がみられないと判断する濃度として整理しておくと得点しやすいです。