34PM79|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論肩甲帯・上肢骨折
円回内筋付着部より近位の前腕骨骨幹部骨折で遠位骨片に作用するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、前腕骨骨幹部骨折で、骨片にどの筋が作用して転位を起こすかが問われています。
特に、円回内筋付着部より近位の骨折では、近位骨片と遠位骨片に働く筋を分けて考えることが大切です。
解説
前腕骨、とくに橈骨骨幹部骨折では、骨折部位が円回内筋付着部より近位か遠位かで、骨片に働く筋が変わります。
円回内筋付着部より近位で骨折した場合、近位骨片には上腕二頭筋や回外筋が作用し、回外方向へ引かれやすくなります。
一方、遠位骨片には前腕遠位部にある方形回内筋が作用し、回内方向へ引かれます。
ひっかけポイント
回外筋と上腕二頭筋は近位骨片、方形回内筋は遠位骨片に作用すると整理します。問題文の「遠位骨片」を見落とさないことが重要です。
選択肢の確認
1.回外筋
誤り。
回外筋は橈骨近位部に作用し、近位骨片を回外方向へ引く筋として重要です。この問題で問われている遠位骨片に作用する筋としては適切ではありません。
2.上腕筋
誤り。
上腕筋は肘関節屈曲に働き、尺骨粗面に停止します。前腕骨骨幹部骨折で遠位骨片を回内・回外方向へ転位させる代表筋ではありません。
3.上腕二頭筋
誤り。
上腕二頭筋は橈骨粗面に停止し、肘関節屈曲と前腕回外に働きます。円回内筋付着部より近位の骨折では、近位骨片に作用する筋として重要です。
4.方形回内筋
正しい。
方形回内筋は前腕遠位部で橈骨と尺骨を結び、前腕回内に働きます。円回内筋付着部より近位の前腕骨骨幹部骨折では、遠位骨片に作用する筋として正しいです。
覚えるポイント
- 円回内筋付着部より近位の骨折では、近位骨片は回外筋・上腕二頭筋の影響を受ける。
- 遠位骨片には方形回内筋が作用する。
- 前腕骨骨折では、筋の付着部と作用方向から転位を考える。
- 問題文で「近位骨片」か「遠位骨片」かを必ず確認する。