34PM78|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論肩甲帯・上肢骨折
上腕骨骨幹部骨折で神経損傷が合併した場合に障害されないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、上腕骨骨幹部骨折で合併しやすい神経損傷と、その支配筋が問われています。
上腕骨骨幹部骨折では、橈骨神経損傷が重要です。
解説
橈骨神経は上腕骨後面の橈骨神経溝を走行します。そのため、上腕骨骨幹部骨折では橈骨神経が損傷されやすくなります。
橈骨神経損傷では、手関節や手指の伸展障害が起こり、下垂手がみられることがあります。橈骨神経支配の筋には、橈側手根伸筋、尺側手根伸筋、長母指外転筋、指伸筋などがあります。
一方、短母指外転筋は正中神経の反回枝に支配される母指球筋です。橈骨神経損傷では障害されません。
ひっかけポイント
母指の筋は名前が似ています。長母指外転筋は橈骨神経、短母指外転筋は正中神経と区別します。
施術現場での注意点
上腕骨骨幹部骨折では、整復・固定の前後に手関節背屈、母指伸展、手背の知覚などを確認し、橈骨神経損傷を見逃さないようにします。
選択肢の確認
1.長母指外転筋
障害されます。
長母指外転筋は橈骨神経の枝である後骨間神経に支配されます。上腕骨骨幹部骨折に伴う橈骨神経損傷で障害される可能性があります。
2.短母指外転筋
正答。障害されません。
短母指外転筋は正中神経の反回枝に支配される母指球筋です。上腕骨骨幹部骨折で問題となる橈骨神経損傷では障害されません。
3.橈側手根伸筋
障害されます。
橈側手根伸筋は橈骨神経支配です。橈骨神経損傷では手関節伸展力が低下し、下垂手に関係します。
4.尺側手根伸筋
障害されます。
尺側手根伸筋は橈骨神経の枝である後骨間神経に支配されます。橈骨神経損傷で障害される可能性があります。
覚えるポイント
- 上腕骨骨幹部骨折では橈骨神経損傷に注意する。
- 橈骨神経損傷では下垂手が重要。
- 長母指外転筋、橈側手根伸筋、尺側手根伸筋は橈骨神経系。
- 短母指外転筋は正中神経支配で、橈骨神経損傷では障害されない。