34PM63|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷投球・肩肘障害
投球障害で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、野球などの投球動作で起こる投球障害の基本が問われています。
特に、肘関節内の遊離体である関節ねずみとロッキングの関係が重要です。
解説
投球障害では、成長期の骨端線や骨軟骨への負荷、靱帯・筋腱への牽引ストレスが問題になります。
肘の離断性骨軟骨炎では、上腕骨小頭などの骨軟骨が障害され、進行すると骨軟骨片が関節内に遊離することがあります。この遊離体を関節ねずみといい、関節内にはさまるとロッキングを起こします。
ロッキングとは、関節が急に動かなくなる、ある角度で引っかかるようになる状態です。
ひっかけポイント
リトルリーグエルボーは、主に成長期の投球動作による内側障害として覚えます。上腕骨外顆裂離骨折そのものではありません。
選択肢の確認
1.大学生では離断性骨軟骨炎が多い。
誤り。
離断性骨軟骨炎は、投球を行う成長期から思春期の選手で問題になりやすい障害です。大学生で多いという記述は投球障害の典型として適切ではありません。
2.手術的治療を選択することが多い。
誤り。
投球障害では、まず投球制限、フォーム改善、ストレッチ、筋力強化などの保存療法を検討します。病態や進行度によって手術が必要になることはありますが、多くで最初から手術を選択するわけではありません。
3.リトルリーグエルボーは上腕骨外顆裂離骨折である。
誤り。
リトルリーグエルボーは、成長期の投球動作による肘障害の総称で、内側上顆の骨端線障害や裂離障害などが重要です。上腕骨外顆裂離骨折そのものではありません。
4.関節ねずみはロッキングを起こす。
正しい。
関節ねずみは関節内遊離体です。関節内にはさまることで、急に関節が動かなくなるロッキングを起こすことがあります。
覚えるポイント
- 投球障害では成長期の骨端線、靱帯、骨軟骨障害を確認する。
- 関節ねずみは関節内遊離体で、ロッキングを起こす。
- リトルリーグエルボーは成長期の投球による肘障害。
- 保存療法を基本に、重症例では手術を検討する。