33PM99第33回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷下腿コンパートメント症候群

下腿の前方区画症候群で正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、下腿前方区画症候群で障害される筋、神経、疼痛誘発肢位が問われています。

前方区画には、前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋、第三腓骨筋、深腓骨神経、前脛骨動脈などが含まれます。

解説

下腿の区画症候群では、筋膜で囲まれた区画内の圧が上昇し、筋や神経、血管が圧迫されます。強い疼痛、腫脹、他動伸張痛、感覚障害、運動障害などが重要です。

前方区画の筋は、足関節や足趾を背屈・伸展させる働きがあります。そのため、これらの筋を引き伸ばす方向である足関節底屈や足趾底屈で疼痛が増強します。

施術現場での注意点
急性区画症候群が疑われる場合は緊急性が高い状態です。強い疼痛、他動伸張痛、感覚障害、運動障害、循環障害を確認し、速やかな医科への連携を考えます。

選択肢の確認

1.長腓骨筋が障害される。
誤り。
長腓骨筋は下腿の外側区画に含まれます。前方区画で主に問題となるのは前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋などです。

2.足趾の底屈で疼痛が増強する。
正しい。
前方区画には足趾を伸展する筋が含まれます。足趾を底屈すると、これらの伸筋群が伸張されるため疼痛が増強します。

3.足背外側の感覚が障害される。
誤り。
前方区画では主に深腓骨神経が関係し、第1趾と第2趾の間の感覚障害が重要です。足背外側は浅腓骨神経や腓腹神経の領域と混同しないようにします。

4.RICE処置のうち圧迫が有効である。
誤り。
急性区画症候群では、区画内圧の上昇が問題です。圧迫は状態を悪化させるおそれがあるため、有効な処置としては扱いません。

覚えるポイント

  • 前方区画は、前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋、深腓骨神経が重要です。
  • 前方区画の疼痛は、足関節底屈や足趾底屈で増強しやすいです。
  • 急性区画症候群では圧迫を安易に行わず、緊急性を判断します。
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