33PM47|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学外科・救急・麻酔全身感染症・外科感染症
全身感染症の原因巣に対する治療で誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4.留置カテーテルの洗浄
この問題のポイント
全身感染症では、抗菌薬投与だけでなく、感染の原因となっている病巣を取り除く感染源コントロールが重要です。
膿瘍や感染巣があれば、切開、排膿、ドレナージなどを行います。
一方、留置カテーテルが感染源として疑われる場合は、洗浄して使い続けるのではなく、原則として抜去や交換を考えます。
解説
全身感染症では、体内のどこかに感染の原因巣が存在し、そこから菌や炎症反応が全身へ波及していることがあります。
たとえば、膿瘍、感染した創、壊死組織、感染性胆嚢炎、感染性尿路閉塞、カテーテル感染などが原因巣になります。
膿が貯留している場合は、抗菌薬だけでは十分に治療できないことがあります。そのため、切開して膿を出す、排膿する、ドレーンを留置して持続的に排液するなどの処置が必要になります。
これを感染源コントロールといいます。
一方、留置カテーテルが感染源の場合、カテーテル内を洗浄してもバイオフィルムや菌を完全に除去することは困難です。感染源が残るため、洗浄は原因巣に対する適切な治療とはいえません。
したがって、誤っているのは留置カテーテルの洗浄です。
選択肢の確認
1.切開
正しい。
膿瘍などでは切開して感染巣を開放し、排膿しやすくします。感染源コントロールとして重要です。
2.排膿
正しい。
膿が貯留している場合は、排膿によって感染源を減らします。
3.ドレナージ
正しい。
膿や感染性液体を持続的に排出するために行います。感染巣治療として重要です。
4.留置カテーテルの洗浄
誤り。
カテーテル感染が疑われる場合、洗浄して使い続けるのではなく、抜去や交換を考えます。
覚えるポイント
- 全身感染症では感染源コントロールが重要。
- 膿瘍には切開、排膿、ドレナージ。
- 感染した異物やカテーテルは残すと感染が続きやすい。
- 留置カテーテル感染では洗浄ではなく抜去・交換を考える。
- 抗菌薬だけでなく、原因巣への処置が必要なことがある。