33PM43|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
関係法規・社会保障・医療安全感染症・消毒病原体・消毒薬・院内感染
梅毒で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2.硬性下疳は無治療でも自然消退する。
この問題のポイント
梅毒は、梅毒トレポネーマによる性感染症です。
第1期梅毒では、感染部位に硬性下疳が出現します。
硬性下疳は、無治療でも数週間で自然消退することがありますが、病原体が消えたわけではなく、病期は進行します。
解説
梅毒は病期によって症状が変化します。
第1期梅毒では、感染部位に硬性下疳が出現します。
硬性下疳は、硬いしこりを伴う潰瘍性病変で、疼痛が乏しいことが多いです。
無治療でも自然に消えることがありますが、治癒したわけではなく、体内では感染が持続します。
第2期梅毒では、全身にバラ疹、粘膜疹、扁平コンジローマなどがみられます。
扁平コンジローマは湿潤部、特に外陰部や肛門周囲などにみられやすい病変です。口腔周囲に好発するという記載は不適切です。
バラ疹は晩期梅毒ではなく、第2期梅毒にみられる代表的な皮疹です。
また、梅毒は母体から胎児へ垂直感染し、先天梅毒を起こすことがあります。
選択肢の確認
1.扁平コンジローマは口腔周囲に好発する。
誤り。
扁平コンジローマは外陰部や肛門周囲など湿潤部にみられやすいです。
2.硬性下疳は無治療でも自然消退する。
正しい。
第1期梅毒の硬性下疳は自然消退することがあります。ただし感染は持続し、治療が必要です。
3.バラ疹は晩期梅毒の症状である。
誤り。
バラ疹は第2期梅毒の代表的症状です。
4.母親から垂直感染はしない。
誤り。
梅毒は胎盤を介して胎児へ垂直感染し、先天梅毒を起こすことがあります。
覚えるポイント
- 第1期梅毒:硬性下疳。
- 硬性下疳は無治療でも自然消退することがある。
- 第2期梅毒:バラ疹、扁平コンジローマ。
- 梅毒は母子感染し、先天梅毒を起こす。
- 病変が消えても治癒ではない点が重要。