33PM37|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学血液・腫瘍・輸血出血・貧血・輸血
巨赤芽球性貧血の原因になるのはどれか。
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正解: 1
正答
1.胃全摘出術
この問題のポイント
巨赤芽球性貧血は、主にビタミンB12欠乏または葉酸欠乏によって起こります。
胃全摘出術後では、胃の壁細胞から分泌される内因子が不足し、ビタミンB12の吸収が障害されます。
そのため、巨赤芽球性貧血の原因になります。
解説
ビタミンB12は、DNA合成に必要な栄養素です。
ビタミンB12が不足すると、赤芽球の核成熟が障害され、骨髄で大型の異常な赤芽球である巨赤芽球が出現します。
その結果、巨赤芽球性貧血をきたします。
ビタミンB12の吸収には、胃の壁細胞から分泌される内因子が必要です。ビタミンB12は内因子と結合した後、回腸末端で吸収されます。
胃全摘出術後では、内因子が分泌されなくなるため、ビタミンB12を吸収できず、数年後に巨赤芽球性貧血を発症することがあります。
胆嚢摘出術、虫垂切除術、結腸切除術では、内因子分泌の低下は起こらないため、胃全摘出術ほど典型的な原因にはなりません。
選択肢の確認
1.胃全摘出術
正しい。
胃の壁細胞から分泌される内因子が不足し、ビタミンB12吸収障害から巨赤芽球性貧血を起こします。
2.胆嚢摘出術
誤り。
胆嚢は胆汁を貯蔵・濃縮する器官です。ビタミンB12吸収に必要な内因子とは関係しません。
3.虫垂切除術
誤り。
虫垂切除では、ビタミンB12吸収障害は通常起こりません。
4.結腸切除術
誤り。
ビタミンB12は主に回腸末端で吸収されます。結腸切除は巨赤芽球性貧血の典型的原因ではありません。
覚えるポイント
- 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12欠乏または葉酸欠乏で起こる。
- ビタミンB12吸収には胃の内因子が必要。
- 内因子は胃の壁細胞から分泌される。
- 胃全摘出術後はビタミンB12吸収障害を起こす。
- ビタミンB12は回腸末端で吸収される。