33AM122|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学病理総論・循環障害病理解剖・萎縮・再生
常時再生しているのはどれか。
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正解: 4
正答
4.胃粘膜上皮
この問題のポイント
組織は再生能力によって、常時再生している組織、必要時に再生する組織、ほとんど再生しない組織に分けられます。
消化管粘膜上皮は細胞の入れ替わりが速く、常に再生しています。
選択肢では胃粘膜上皮が正解です。
解説
胃粘膜上皮は、胃酸や消化酵素、食物による刺激にさらされるため、傷害を受けやすい組織です。
そのため、粘膜上皮細胞は寿命が短く、幹細胞から新しい細胞が作られて常に入れ替わっています。
このように、常時細胞分裂を行い再生している組織を不安定細胞、または常時再生細胞といいます。
心筋は再生能力が非常に低い永久細胞です。心筋梗塞後には心筋細胞が再生するのではなく、瘢痕化します。
中枢神経の神経細胞も再生能力が乏しい永久細胞です。
血管内皮は損傷時には再生しますが、胃粘膜上皮のように常時活発に入れ替わる組織としては扱いません。
したがって、常時再生しているのは胃粘膜上皮です。
選択肢の確認
1.心筋
誤り。
心筋は再生能力が乏しい永久細胞です。
2.血管内皮
誤り。
血管内皮は損傷時に再生できますが、常時再生している代表ではありません。
3.中枢神経
誤り。
中枢神経の神経細胞は再生能力が非常に低いです。
4.胃粘膜上皮
正しい。
胃粘膜上皮は細胞の入れ替わりが速く、常時再生しています。
覚えるポイント
- 常時再生する組織は、皮膚や消化管粘膜上皮、造血細胞など。
- 胃粘膜上皮は常に入れ替わる。
- 心筋と中枢神経は再生しにくい永久細胞。
- 血管内皮は損傷時に再生する安定細胞として考える。
- 「粘膜上皮は入れ替わりが早い」と覚える。