32PM65|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学整形外科疾患肩関節疾患・合併症
肩関節疾患と合併症の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
肩関節脱臼では、骨折、神経血管損傷、腱板損傷などの合併症を確認します。
特に高齢者の肩関節脱臼では、腱板断裂の合併に注意します。
解説
肩関節脱臼は、上腕骨頭が関節窩から外れる外傷です。前方脱臼が多く、烏口下脱臼などが代表です。
合併症として、腋窩神経損傷、大結節骨折、関節唇損傷、腱板断裂、血管損傷などが重要です。
高齢者では、脱臼時に腱板が損傷されることがあり、整復後も肩の挙上困難や筋力低下が残る場合は腱板断裂を疑います。
肩関節周囲炎は凍結肩とも呼ばれ、可動域制限や疼痛が中心です。橈骨神経麻痺は上腕骨骨幹部骨折などで重要です。
整復後の注意点
肩関節脱臼では、整復後に末梢循環、知覚、運動、腋窩神経領域の感覚、腱板機能を確認します。
選択肢の確認
1.肩関節周囲炎-橈骨神経麻痺
誤り。
肩関節周囲炎では肩関節の疼痛と可動域制限が中心です。橈骨神経麻痺は上腕骨骨幹部骨折などで重要です。
2.肩鎖関節脱臼-血栓症
誤り。
肩鎖関節脱臼では鎖骨遠位端の上方転位、肩鎖靱帯・烏口鎖骨靱帯損傷などが重要です。血栓症は代表的合併症ではありません。
3.肩関節脱臼-腱板断裂
正しい。
肩関節脱臼では、特に高齢者で腱板断裂を合併することがあります。整復後の肩挙上障害に注意します。
4.野球肩-異所性骨化
誤り。
野球肩は投球動作による肩関節周囲の障害を指します。異所性骨化は外傷後や神経疾患後などで問題になることがありますが、野球肩の代表的合併症ではありません。
覚えるポイント
- 肩関節脱臼では腱板断裂を合併することがある。
- 高齢者の脱臼後挙上困難では腱板断裂を疑う。
- 肩関節脱臼では腋窩神経損傷にも注意する。
- 橈骨神経麻痺は上腕骨骨幹部骨折で重要。