32PM37|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学代謝・内分泌・膠原病糖尿病・内分泌疾患
尿崩症で分泌異常がみられるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
尿崩症では、多尿と口渇が重要です。
関係するホルモンは、抗利尿ホルモンであるバソプレッシンです。
解説
バソプレッシンは、視床下部で産生され、下垂体後葉から分泌されます。
主な作用は、腎臓の集合管で水の再吸収を促進し、尿量を減らすことです。
尿崩症では、バソプレッシンの分泌低下、または腎臓でバソプレッシンが効きにくいことにより、水の再吸収が低下します。その結果、大量の薄い尿が出て、強い口渇が起こります。
エストロゲン、テストステロンは性ホルモンです。コルチゾールは副腎皮質ホルモンで、糖代謝やストレス反応に関係します。
生理で見るポイント
バソプレッシンは水を体に残すホルモンです。尿崩症では水を保持できず、多尿になります。
選択肢の確認
1.エストロゲン
誤り。
エストロゲンは女性ホルモンで、二次性徴や月経周期などに関係します。尿崩症の分泌異常の中心ではありません。
2.コルチゾール
誤り。
コルチゾールは副腎皮質から分泌される糖質コルチコイドです。尿崩症で主に問題となるホルモンではありません。
3.テストステロン
誤り。
テストステロンは男性ホルモンで、男性二次性徴や筋・骨の発達に関係します。尿崩症の分泌異常とは直接結びつきません。
4.バソプレッシン
正しい。
尿崩症では、バソプレッシンの分泌異常または作用不全が関係します。集合管での水再吸収が低下し、多尿と口渇がみられます。
覚えるポイント
- バソプレッシンは抗利尿ホルモン。
- バソプレッシンは腎集合管で水再吸収を促進する。
- 尿崩症では多尿と口渇がみられる。
- 尿崩症はバソプレッシンの分泌異常または作用不全と関係する。