32AM95|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学血液・免疫・循環生理血液・免疫
血中カルシウム濃度の低下に対する正常な生体反応はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
血中カルシウム濃度が低下したとき、体はカルシウム濃度を上げようとします。
そのため、血中カルシウムを下げるカルシトニン分泌は低下します。
解説
血中カルシウム濃度は、副甲状腺ホルモン、カルシトニン、活性型ビタミンDなどで調節されます。
副甲状腺ホルモンは、血中カルシウム濃度を上げる方向に働きます。骨吸収を促進し、腎臓でのカルシウム再吸収を増やし、活性型ビタミンDの合成を促進します。
活性型ビタミンDは、腸管からのカルシウム吸収を促進します。
カルシトニンは、血中カルシウム濃度を下げる方向に働きます。そのため、血中カルシウム濃度が低下したときには、カルシトニン分泌は低下します。
生理で見るポイント
血中カルシウムが下がったら、副甲状腺ホルモンは増え、カルシトニンは減ります。どちらが血中カルシウムを上げるかを先に判断します。
選択肢の確認
1.骨吸収の減少
誤り。
血中カルシウム濃度が低下したときは、血中カルシウムを上げるために骨吸収が促進されます。骨吸収の減少は不適切です。
2.カルシトニン分泌の低下
正しい。
カルシトニンは血中カルシウム濃度を下げる方向に働きます。血中カルシウムが低下したときには、カルシトニン分泌は低下します。
3.活性型ビタミンD合成の低下
誤り。
血中カルシウム濃度が低下すると、腸管からのカルシウム吸収を増やすため、活性型ビタミンDの合成は促進されます。低下ではありません。
4.副甲状腺ホルモン(パラソルモン)分泌の低下
誤り。
副甲状腺ホルモンは血中カルシウム濃度を上げるために分泌されます。血中カルシウム低下時には分泌が増加します。
覚えるポイント
- 副甲状腺ホルモンは血中カルシウムを上げる。
- カルシトニンは血中カルシウムを下げる。
- 血中カルシウム低下時はカルシトニン分泌が低下する。
- 血中カルシウム低下時は副甲状腺ホルモンと活性型ビタミンDが増える方向に働く。