32AM92|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学内分泌・生殖生理ホルモン受容体・乳汁・胎盤
妊娠中に乳汁分泌を抑制しているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
妊娠中は乳腺が発達しますが、出産前から大量に乳汁が分泌されるわけではありません。
妊娠中は高濃度のエストロゲンなどにより、乳汁分泌が抑制されています。
解説
乳汁分泌には、プロラクチンとオキシトシンが重要です。
プロラクチンは乳汁の産生を促進します。オキシトシンは乳腺の筋上皮細胞を収縮させ、乳汁射出を起こします。
妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロンが高い状態にあり、乳腺を発達させる一方で、本格的な乳汁分泌を抑えています。分娩後に胎盤が娩出され、エストロゲンやプロゲステロンが低下すると、プロラクチンの作用が現れやすくなり乳汁分泌が進みます。
生理で見るポイント
プロラクチンは乳汁産生、オキシトシンは乳汁射出です。妊娠中に乳汁分泌を抑えているものとしてはエストロゲンを選びます。
選択肢の確認
1.エストロゲン
正しい。
妊娠中の高濃度エストロゲンは、乳腺発育に関係しつつ、本格的な乳汁分泌を抑制します。この問題の正答です。
2.オキシトシン
誤り。
オキシトシンは乳汁射出に関係します。乳汁を出す方向に働くホルモンであり、妊娠中に乳汁分泌を抑制しているホルモンとしては不適切です。
3.プロラクチン
誤り。
プロラクチンは乳汁産生を促進します。乳汁分泌を抑制するものではありません。
4.成長ホルモン
誤り。
成長ホルモンは成長や代謝に関係するホルモンです。妊娠中の乳汁分泌抑制の主役ではありません。
覚えるポイント
- プロラクチンは乳汁産生を促進する。
- オキシトシンは乳汁射出を促進する。
- 妊娠中は高濃度エストロゲンなどにより乳汁分泌が抑制される。
- 分娩後にエストロゲンやプロゲステロンが低下すると乳汁分泌が進む。